ザニオーロが獲得不可能なら誰を狙う ディバラ退団濃厚のユヴェントスが用意する“プランB”

ユヴェントスが獲得に関心を寄せているとされるアントニー photo/Getty Images

アヤックスのブラジル代表FWも候補に

2022年夏、ユヴェントスからはこれまで長きにわたってチームの中心として機能してきた背番号10が退団することとなるかもしれない。その背番号10とは、もちろんアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(28)のことだ。今季限りでユヴェントスとの現行契約が満了を迎える同選手だが、その延長交渉は難航中。現在はシーズン終了後にフリーで退団となる可能性も現地で取り沙汰されており、その未来は不透明なものとなっている。

ディバラが退団となれば、間違いなくユヴェントスにとっては痛手だ。しかし、最悪の場合は想定して動かねばならないだろう。このアルゼンチン代表FWがチームを去るとなれば、その代役確保は必須。彼ほどの実力者の穴埋めをしようと思うのであれば、今から動いておく必要があるだろう。

そんな中でユヴェントスがリストアップしているとされるのが、ASローマに所属するイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(22)だ。若く、才能あるアタッカーとして、イタリアでは広く認知されている同選手。たしかに獲得に成功するとなれば、ザニオーロはディバラの後釜として申し分ない選手と言えよう。

だが、現時点でユヴェントスが狙いを定めている選手はザニオーロ以外にも存在する。その選手とは、アヤックスに所属するブラジル代表FWアントニー(22)だ。伊『calciomercato』によると、ユヴェントスが最優先とするターゲットはいまだにザニオーロだが、彼が市場に出回るとなれば争奪戦となることが予想される。そうなった場合における獲得失敗時の“プランB”として、ビアンコネリはサッカー王国出身のアタッカーに目をつけたようだ。

今季はアヤックスで33試合に出場し、ここまで12ゴール10アシストという素晴らしい成績を残しているアントニー。まだ4大リーグでのプレイ経験こそないものの、その素質はかねてより各方面から高く評価されていた逸材だ。スピードを生かしたドリブル突破は非常に魅力的で、アヤックスでは絶対的なレギュラーとして活躍を続けている。そのポテンシャルは申し分ないと言っていい。

まずはディバラの慰留に務めたいところだが、交渉がうまくいかなかった際の準備も周到なユヴェントス。はたして、来季における同クラブのスカッドはどのようなものとなるのだろうか。

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