今季20得点のエース帰還でラストスパートへ レヴァークーゼンが臨む勝負の最終盤戦

ヘルタ戦での復帰が濃厚となっているシック photo/Getty Images

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シックはヘルタ戦で復帰か

2021-22シーズンのドイツ・ブンデスリーガも、残すところあと7試合となった。そんななかで、現在繰り広げられている同リーグのトップ4争いは非常に熾烈なものとなっている。3位レヴァークーゼンから6位ホッフェンハイムまでの勝ち点差は僅か4ポイント。1試合で順位が激しく入れ替わる混戦となっている。

そんななかで、ややピンチを迎えているのが3位のレヴァークーゼンだ。このトップ4争いにて現状はリードを奪っている同クラブだが、ここ最近は主力選手が相次いで負傷。ブンデスリーガ第25節のケルン戦にて、攻撃陣の中心として機能していたMFフロリアン・ヴィルツ(前十字靭帯断裂)と右SBのレギュラーとして奮闘していたDFジェレミー・フリンポン(右足首靱帯裂傷)を同時に失うこととなってしまった。両名共に今季中の復帰は絶望的と報じられており、レヴァークーゼンは戦力ダウンを強いられたままこの激しいトップ4争いに巻き込まれることとなっている。

しかし、そんなレヴァークーゼンのピンチはエースが救ってくれるのか。ここ数試合はふくらはぎの怪我によりピッチから遠ざかっていたチェコ代表FWパトリック・シックだが、彼は現地時間2日に行われるヘルタ・ベルリン戦での復帰が濃厚だと独『Sport 1』が伝えている。今季リーグ戦出場20試合で得点ランキング2位となる20ゴールを決めている同選手が帰ってくるとなれば、レヴァークーゼンにとってはこの上なく大きい。
怪我人続出で苦しい状況に陥っているレヴァークーゼンだが、規格外の得点力を備えたシックさえいればトップ4をキープするミッションの難易度はやや下がるはず。はたして、エースが帰ってきた同クラブは最終盤戦にどのような戦いぶりを見せてくれるのか。直近の3試合では1勝1分1敗と振るわなかった彼らだが、ここからの巻き返しに期待だ。

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