絶望の《2部降格》から1年の時を経て 生まれ変わったシャルケは昇格を掴めるか

今季は板倉もプレイしているシャルケ photo/Getty Images

現在は暫定3位

2020-21シーズン、ドイツの名門が2部降格の憂き目に遭った。その名門とは、かつて元日本代表DF内田篤人氏も所属したシャルケだ。2010-11シーズンにはチャンピオンズリーグでベスト4入りも果たした同クラブだが、あれから10年でまさかの屈辱を味わうこととなってしまった。

しかし、シャルケはそんな悪夢から立ち直ろうとしている。決して順風満帆というわけではないが、同クラブは1年で再びトップカテゴリに戻ってくるかもしれない。昨季までのチーム状況は相当に苦しかったものの、ドイツの名門は激しい昇格争いのなかで奮闘中だ。

ここまではリーグ戦28試合を終えて昇格プレイオフ圏内の暫定3位。1試合消化が多いとはいえ、開幕直後の4試合で1勝1分2敗という散々な成績を残していた頃のことを考えれば、よく順位を戻してきたと言えるだろう。首位ザンクトパウリや2位ブレーメンとの勝ち点差も「1」となっており、現在では自動昇格圏も十分その射程には入っている。今季開幕前にはメンバーを一新してゼロからのスタートを切った名門だが、改革は順調に進んでいるようだ。

その中では最終ラインで日本代表DF板倉滉も存在感を放ち、1年でのトップカテゴリ返り咲きに向けて邁進するシャルケ。現在はリーグ戦3連勝中だが、はたして同クラブはこの勢いを継続したままシーズンを終えることができるのか。残りは6試合。1部復帰に向けて、もう立ち止まることは許されない。

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