昨季のブレイクから一転 わずか1試合の出場にとどまるマンUの若きGK

サブに甘んじているヘンダーソン photo/Getty Images

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2020年にはイングランド代表に選出も

昨季マンチェスター・ユナイテッドで頭角を現した守護神が、今季はベンチ生活が続いている。昨シーズンのプレミアリーグで13試合に出場したディーン・ヘンダーソンだ。

マンUのアカデミー出身のヘンダーソンは、2015年にトップチームへと昇格するもレンタル生活が続いていた。キャリアの転機を迎えたのは、2017-18シーズンにシュルーズベリー・タウンでEFLリーグ1(3部)を戦い38試合に出場。翌年にはシェフィールド・ユナイテッドでも主力を勝ち取り、EFLチャンピオンシップ(2部)で46試合に出場した。

さらに同クラブでプレミア昇格を果たすと、2019-20シーズンに36試合に出場しリーグ9位という好成績に大きく貢献。昨季マンUへと復帰し、終盤にダビド・デ・へアから守護神の座を奪うという飛躍を続けてきた。

しかし今季は再びデ・ヘアが好守を見せてマンUの正GKの座を奪い返す。ここまでヘンダーソンはプレミアでわずか1試合の出場にとどまり、近年ではもっとも少ない出場数となりそうだ。

マンUとしては彼を第2GKに置けるのは、非常に心強いだろうが、本人からすれば25歳という実戦によって多くの経験値を蓄えることができる年齢で出場できないというのは、厳しい状況にあるだろう。またFAカップやカラバオカップではチャンスを与えられるものの、僅差で敗れており、経験の場が少ない現状もある。

シェフィールドでヘンダーソンの後釜として活躍したアーロン・ラムズデールは、そのままアーセナルでも守護神を勝ち取りイングランド代表へと輝いた。そんな後輩の後を追うようにヘンダーソンも、出場機会を掴むことはできるのだろうか。

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