今季全休とはならずに済むか ローマの“切り込み隊長”に近づく復帰のとき

昨季はローマの中心として活躍していたスピナッツォーラ photo/Getty Images

最終盤戦にピッチへ帰還?

2021-22シーズン、ここまでセリエAで31試合を消化して4位ユヴェントスと5ポイント差の5位につけるASローマ。ジョゼ・モウリーニョ監督の就任初年度となった今季の同クラブは、ここまで悪くない戦いぶりを見せていると言っていい。現時点での順位こそ決して満足できるものではないかもしれないが、この1年で“スペシャル・ワン”が目指す形は見えてきた。今季を土台作りのシーズンと捉えるのであれば、現段階でその成果は着実に挙がっていると言えよう。

そんななかで迎える21-22シーズンの最終盤戦、ローマには非常に重要なピースが返ってくることとなりそうだ。伊『Corriere dello Sport』によると、昨夏開催されたEURO2020で負傷して以降、長期離脱を強いられていたイタリア代表DFレオナルド・スピナッツォーラに復帰の目処が立ちつつあるという。

負傷当初は1月ごろの復帰と現地メディアによって報じられていたものの、その後はリハビリがうまく進まずに今季全休となる可能性も懸念されていたスピナッツォーラ。しかし、『Corriere dello Sport』は担当医が今季中に彼が復帰できる見通しを明らかにしたと報じており、全体トレーニングへと合流するのもそう時間はかからないはずと報じている。復帰となっても10~15分程度のプレイタイムを与える程度のようだが、スピナッツォーラが復帰するとなればローマにとって心強いのは間違いない。

来季の戦いに向け、実戦の場でスピナッツォーラがどれほど今のローマにフィットするのかを見ることができるのは大きい。モウリーニョ監督も就任以降に自分のチームで彼をどのように活かすかは考えていたはずで、少しの時間でも実際にプレイしているところをチェックできるのは間違いなく重要な判断材料になるだろう。もうすぐローマに返ってくる左サイドの“切り込み隊長”。今からスピナッツォーラ帰還のときは待ちきれない。

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