攻撃の核となるも決定機逸も…… 完全復活に期待の浦和FWユンカー

磐田戦で1ゴールのユンカー photo/Getty Images

今季はここまで4試合1ゴール

彼の完全復活に期待がかかっている。開幕時には怪我の影響もあり離脱していたキャスパー・ユンカーは、ここ2試合でスタメン出場を果たす。第5節のジュビロ磐田戦では、1ゴールを決めたものの、次節の北海道コンサドーレ札幌戦は決定機を迎える中でゴールネットを揺らすことはできなかった。

今季は江坂任を1トップに起用する偽9番の形を取っていたが、当初から少なかったうえに新型コロナウイルスの影響で多くの戦力が離脱し、江坂以外にFWを務められる選手がいなかった。AFCチャンピオンズリーグの日程を考慮に開幕から連戦が続く中で江坂を外すことができなかった状況で、同選手も疲労によるミスが見られて勝ち点を取りこぼすこともあった。

そんな中でユンカーが復帰すると、最前線のフィニッシャーとして大きな働きを見せる。持ち味のスピードを武器に前線から大きな存在感を発揮し、すでに1ゴールを記録。また江坂をサポート役に回すことで彼のフリーランニングの上手さも際立っている。

新加入のダヴィド・モーベルグもフィットしており磐田戦、札幌戦と攻撃の形ができている浦和。あとはユンカーの決定力が戻れば、さらに勝利を手にすることができるだろう。ここまで相手GKの好守も光ったが、決定機を外すシーンも見られる。データサイト『SofaScore』によれば、2試合の決定機逸の回数で「4」を記録してしまった。

昨季は持ち前の決定力を武器に大きなインパクトを残したユンカー。彼の復帰でチームの攻撃の形は非常によくなっている。巻き返しを図るためにはフィニッシュの精度を上げることが重要だ。

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