《76.6分に1ゴール》と驚異のペース アジアから来た36歳の救世主・ゴミスが止められない

ガラタサライで得点を重ねるゴミス photo/Getty Images

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もうチーム最多得点が見えてきた

ひとまず降格の危機は脱したか。トルコ国内リーグで大苦戦を強いられていた名門ガラタサライは何とか勝ち点を41まで伸ばし、降格圏とは12ポイント差の13位に落ち着いている。

まさかトルコを代表する名門の1つであるガラタサライがここまで低迷するとは予想外だったが、今季開幕前にクラブが考えていた若手路線は大失敗となってしまった。ビジョンよりも前に、残留が最優先の状態となったのだ。

その危機を救うべくやってきたのは、36歳のFWバフェティンビ・ゴミスである。サウジアラビアのアル・ヒラルでアジアチャンピオンズリーグも制したベテランストライカーは、今年2月にガラタサライへ移籍。そこからの成績が凄まじいのだ。
ゴミスはここまで7試合リーグ戦をこなし、5得点を記録している。プレイタイムにすると、76.6分に1ゴールのペースとなり、まさにガラタサライの救世主だ。2日のカラギュムリュク戦でも1得点を記録し、2-0の勝利に貢献。アル・ヒラルでもハイペースでネットを揺らしていたが、36歳の今も得点感覚は衰えていないようだ。

ちなみにカラギュムリュク戦では35歳のオランダ人FWライアン・バベルも追加点を挙げており、ガラタサライを支えているのがベテランアタッカーというのは興味深い。

開幕前にはコロンビアのベテランFWラダメル・ファルカオと別れて若手路線へと舵を切ったが、それを救っているのはファルカオと世代の近いベテランアタッカーだ。

果たしてゴミスはどこまでペースを維持できるのか。今季のガラタサライでは2332分間プレイしている23歳のトルコ人FWケレム・アクトゥルコールが8得点でチームトップの得点数となっているのだが、まだ383分間しかプレイしていないゴミスがチーム3位となる5得点まで数字を伸ばしてきている。このペースだとゴミスがチーム最多得点者でフィニッシュする可能性もあり、36歳ながらその得点感覚は恐ろしいレベルにある。

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