ウルブズのネベス・モウティーニョコンビが解散? 代役とされる新たなポルトガル勢と川辺駿の現状

ウルブズからローン移籍でグラスホッパーに加わっている川辺駿 photo/Getty images

川辺は現在スイスでプレイしている

今季はブルーノ・ラージを監督に招聘し、新体制としてスタートを切ったウルブズ。31試合で33得点と得点力不足の解消はまだできていないが、失点は27点と非常に少ない。プレミアでは上から4番目の好成績である。

そんなウルブズだが、チームの核となっているのはルベン・ネベス、ジョアン・モウティーニョからなるダブルボランチだろう。彼らが攻守両面で輝くことでチーム全体が機能している。

しかし、そのネベスは25歳と若く、常にビッグクラブから狙われている存在だ。英『The Athletic』によると、バルセロナが関心を寄せているという。クラブは新契約を準備しているようだが、上位のクラブからオファーがあれば引き留めることは難しいか。モウティーニョは35歳の大ベテランであり、そういった引き抜きはないと考えられるが、契約は今季までであり、延長の話は出ていない。

このようにウルブズはチームの心臓を今季限りで手放す可能性があり、クラブは早くも代役の獲得に動いているという。同紙によればそのターゲットはスポルティングCPのマテウス・ヌネスとジョアン・パリーニャであると報じている。両者ともにプレミアの上位クラブから関心を寄せられている実力者だが、ウルブズはポルトガルとのコネクションが強くそういったつながりで獲得できるのか。ちなみに、スポルティングCPはパリーニャ、ヌネス退団に備えてサンタ・クララの守田英正との契約を結ぼうとしているという。

プレミアでの経験はないが、ネベス、モウティーニョの後釜としてスポルティングCPコンビはピッタリな人材だ。パリーニャはボール奪取に長けた守備力のある選手で、ヌネスは攻守両面で輝くことのできる万能MFだ。ヌネスはマンチェスター・シティも狙っているとの話もあり、争奪戦になるか。

ウルブズといえば、現在グラスホッパーでプレイする川辺駿もウルブズに戻ればこの中盤でプレイすることになる。現状はウルブズからのローンでグラスホッパーに加わっており、22-23シーズンもウルブズではなくグラスホッパーでプレイすることが発表された。やはり問題となるのは実力であり、ウルブズのユニフォームを着るのは23-24シーズンとなりそうだが、それまでに川辺は攻守両面での成長が必要となりそうだ。

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