“33歳”にして迎える初のCL決勝T バイエルン崩しへ守備の番人カプエは夢を見る

ビジャレアルでプレイするカプエ photo/Getty Images

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ベスト16ではユヴェントスを撃破

残念ながら今節のレバンテ戦を0-2で落としてしまい、リーグ戦ではカディス戦に続いて連敗となってしまったビジャレアル。しかし落ち込んでいる暇はない。6日にはバイエルンとのチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグが控えている。

この特別な時間を楽しんでいるのが、33歳のMFエティエン・カプエだ。

カプエといえば長くイングランド・プレミアリーグでプレイしていた守備的MFで、トッテナムとワトフォードに所属してきた。ビジャレアルには2020年に加入することになったのだが、チャンピオンズリーグを戦うのは今季がキャリア初のことだ。
ビジャレアルでは25歳のFWアルノー・ダンジュマ、絶賛ブレイク中の19歳FWジェレミー・ピノらが話題を集めているが、中盤の底で守備を引き締めるベテランのカプエも忘れてはならない。今季リーグ戦ではチームトップとなる31回のインターセプト、チーム3位となる34回のタックル成功数を記録するなど、守備の強度は33歳の今も衰えてはいない(データは『WhoScored』より)。

同じ中盤では32歳のダニ・パレホ、最終ラインには36歳のラウール・アルビオルも構えていて、彼らベテラン組も今のビジャレアルを支える重要な柱なのだ。

スペイン『as』によると、カプエもチャンピオンズリーグでの戦いを楽しんでいるようで、バイエルン相手にも真っ向からぶつかる考えだ。

「僕は何も恐れていないよ。33歳にしてバイエルンと対戦できるのは夢だ。苦しい戦いにはなるだろうし、彼らを封じ込めるのは難しい。それでも楽しむつもりだよ。僕たちは何か素晴らしいことができると考えている」

ビジャレアルはベスト16でユヴェントスを撃破している。今のユヴェントスが以前の状態ではないとはいえ、それでもビジャレアルの突破はちょっとしたサプライズだった。バイエルンの壁はさらに高いが、カプエら守備陣は耐えられるのか。カプエは33歳にして新鮮なチャンピオンズリーグ決勝トーナメントの舞台を大いに楽しんでいる。

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