今季は“90分間”しかプレイせず ファーガソン、カペッロも惚れたCBが迎えた節目の30歳

マンUで長くプレイしてきたジョーンズ photo/Getty Images

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それでも次のキャリアへ前を向く

今季のプレイタイムは僅か90分間のみ。

話題になる機会も少ないまま、今年2月に30歳の誕生日を迎えたのがマンチェスター・ユナイテッドDFフィル・ジョーンズだ。

イングランド代表でも27キャップを記録しているジョーンズは、若い頃は名将アレックス・ファーガソン氏にも期待されていた身体能力の高いセンターバックだった。
しかし近年は怪我もあり、加えてマンUはラファエル・ヴァランやハリー・マグワイアなど積極的にセンターバックを補強してきた。今やジョーンズの序列は4番手、あるいは5番手以下といったところまで落ち、今季リーグ戦では1月3日のウォルバーハンプトン戦に1試合フル出場しただけとなっている。

クラブとの契約は2023年夏まで残っているが、マンUでスタメンを奪取するのは難しい。今夏にクラブを離れる可能性は高いと言える。

だが、ジョーンズはどのクラブであろうと現役続行を諦めていない。まだ30歳と戦える年齢であり、もう一度サッカーを楽しみたいと燃えているのだ。

「僕はまだ30歳で、フットボールが恋しい。もう一度フォームを立て直し、フットボールをエンジョイしたいんだ。怪我をした時は難しかったけど、まだ諦めてないよ。まだ上手くやれると感じているんだ。もう一度プレイしたいね」(英『The Guardian』より)。

年齢的にも、もうビッグクラブでのプレイは現実的ではないかもしれない。過去にマンUの先輩であるリオ・ファーディナンド、さらには名将ファビオ・カペッロからイタリアの伝説的DFフランコ・バレージと比較されたことのあるジョーンズとしては寂しいキャリアだが、30歳は諦めるには早すぎる年齢だ。

怪我さえなければトップリーグで戦えるはずだが、ジョーンズはまたピッチで激しいプレイを見せてくれるのか。このままでは終われないだろう。

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