ようやく生まれた待望の“移籍後初ゴール” バイエルンで燻っていた男に逆襲はあるか

フライブルク戦でバイエルン加入後初ゴールを記録したザビツァー photo/Getty Images

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今季は便利屋のように起用されていたが

はたして、現在バイエルン・ミュンヘンで苦しい時間を過ごすこととなっている男は、ここから巻き返しを見せることができるのか。昨夏大きな期待を背に絶対王者へ加入するも、長きにわたって厳しい立場に置かれていたのはオーストリア代表MFマルセル・ザビツァー(27)だ。

昨季まで所属していたRBライプツィヒでは、チームの中心選手として機能していたザビツァー。だが、今季の同選手は新天地でなかなか試合に絡むことができていない。ここまで公式戦での出場こそ27試合あるが、そのうち先発出場を果たしたのは7試合のみ。この数字から、バイエルンでのザビツァーがどれほど苦しい状況に陥っていたかは窺い知ることができるだろう。

しかし、そんなザビツァーにはようやく新天地での初ゴールが生まれた。現地時間2日に行われたブンデスリーガ第28節のフライブルク戦にて、同選手は終了間際の85分に投入されると後半ATに得点を記録。ダメ押しの4点目ではあったものの、シーズン終盤戦にきて待望の移籍後初ゴールをゲットすることに成功した。
まだ1点。だが、このゴールが彼の状況を変える一発になる可能性もあるだろう。「彼にとってゴールというのは非常に重要なものだった。これで良い方向に向かってくれれば私も嬉しい」。ユリアン・ナーゲルスマン監督もこのように語っており、ザビツァーの逆襲劇には期待したいところだ。

今はまだ絶対的な主力とはなりきれていないものの、その実力は確かなザビツァー。はたして、バイエルンでこの中盤戦士が目を覚ますのはいつになるか。この移籍後初ゴールをキッカケとして、同選手はここから巻き返しを見せていきたい。

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