103本もシュート放ってわずか《4ゴール》 得点奪えなくなったミランの苦悩

先日のボローニャ戦でもミランはスコアレスドローに終わった photo/Getty Images

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現時点でセリエA首位には立っているが……

2021-22シーズン、ここまでセリエAにおける激しいタイトル争いのなかで首位に立っているのがACミランだ。現時点で2位ナポリとは1ポイント差、3位インテル(1試合未消化)とは4ポイント差ではあるものの、なんとかこのレースをリードしている同クラブ。11年ぶりのスクデット獲得に向けて、残り試合ではなんとか粘りを見せたいところだ。

しかし、ここのところのミランはやや攻撃面で苦しんでいる。直近のリーグ戦5試合では敗戦こそないものの、そのなかで複数得点を奪ったゲームは“ゼロ”。なんとか首位には立っているのだが、攻撃陣にはやや元気がない。1試合で3得点を奪ったゲームに関しては、現地時間1月9日に行われたセリエA第21節のヴェネツィア戦(○3-0)まで遡らなければならないのだ。

そして、データ的にもミラン攻撃陣の不調は気になるところ。実は直近の公式戦6試合で同クラブは実に103本ものシュートを放っているのだが、そのうち得点となったのは4本のみ。シュート決定率は3.9%と非常に寂しい数字となっている。こうした側面からもミランの前線に元気がないのは窺い知ることができるだろう。
現時点に首位にこそ立っているものの、攻撃陣にやや不安を抱えているミラン。ステファノ・ピオリ監督も試行錯誤を繰り返しているが、はたして同クラブはこの難局をどのようにして乗り越えていくのだろうか。シーズン最終盤戦にきて、ロッソネリは苦しんでいる。

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