直近12試合で《2勝10敗》と崩壊が止まらない エヴァートンのランパード招聘は間違いだったのか

アランに指示を出すランパード photo/Getty Images

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9日にはマンU戦が控えている

まさか2部に落ちるはずはない。そう考えていたサポーターもいたかもしれないが、エヴァートンが本当に危ない段階に入ってきた。

ラファエル・ベニテス体制でスタートした開幕当初より調子は上がらなかったが、シーズン途中よりバトンを託したフランク・ランパードも流れを変えられていない。むしろ状況は悪化しており、指揮官として経験の浅いランパードに火消し役を任せるのは荷が重かったかもしれない。

6日には残留を争うライバルであるバーンリーに2-3で敗北。イングランド代表GKジョーダン・ピックフォード、イングランド代表FWドミニク・カルバート・ルーウィン、ブラジル代表FWリシャルリソン、ナイジェリア代表MFアレックス・イウォビなど各代表チームに選ばれている実力者もスタメンに名を連ねていたが、今のエヴァートンでは彼らタレントたちも力を発揮できていない。
英『Daily Mail』によると、クラブOBヴィクター・アニチェベはこの段階でランパードを解任すべきとの考えを示している。

「選手も十分ではないが、フランクもそれは同じだ。変更が行われなければ、エヴァートンは100%落ちる」

年明けからの戦いを振り返ると、2022年に入ってからのエヴァートンは12試合で2勝10敗。3月にはトッテナムに0-5のスコアで敗れるなど、ポジティブな要素はほとんど皆無に近い。

9日にはマンチェスター・ユナイテッドをホームに迎える。まだリヴァプール、チェルシー、アーセナルとの戦いも残っており、これらのゲームで勝ち点3を得るのはかなり難しいだろう。

現在17位のエヴァートンは勝ち点25。降格圏の18位バーンリーは勝ち点24、1試合エヴァートンより消化が多い19位ワトフォードは勝ち点22となっており、降格圏はすぐそこだ。エヴァートンより2試合消化が多い16位リーズ・ユナイテッドとは5ポイント差がついており、これを捕まえるのも簡単ではない。

果たしてランパードの招聘は正しい選択だったのか。今さら悔やんでいる場合ではないが、もう少し経験値のある指揮官に任せた方が良かったかもしれない。アニチェベは今からでもベテランのサム・アラダイス招聘を望んでいるようで、青年指揮官ランパードには負担が大きすぎたか。

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