シャルケの立ち直りは想像以上に早い? ついに2部で首位に浮上したドイツの名門

シーズン最終盤戦を迎えるなか、十分に1部昇格を狙える位置につけているシャルケ photo/Getty Images

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昨季終了時点ではネガティブな意見ばかりだったが

絶望の2部降格から1年、ドイツの名門は再びトップカテゴリへと返り咲くことができるのか。昨季こそブンデスリーガで屈辱のシーズンを過ごすこととなってしまったシャルケだが、2021-22シーズンは復活に向けて順調な歩みを見せている。

「まさかシャルケが降格なんて」、「10-11シーズンはCLベスト4だったのに……」、「この有様なら1部へ戻ってくるには相当な時間が必要かもしれない」……。2部降格が決定した際、SNS上ではこういった現地ファンも声も少なくなかった。なにしろ、その最終順位は昨季ブンデスを戦った18チーム中最下位。シーズンを通して積み上げた勝ち点はたったの16ポイントしかなかったというのだから驚きだ。

それだけに、前述したような声が上がるのも無理はなかったと言えよう。しかし、現在のシャルケはそんな絶望から立ち直ろうとしている。チームの大幅な入れ替えを行った影響でスタートこそ出遅れたものの、今季の同クラブは時間を経るごとに調子を上げてきたのだ。
ここまでは、ブンデスリーガ2部の29試合を消化して勝ち点「53」。現地時間9日に行われた第29節のハイデンハイム戦に勝利したことで、ついにその順位も今季初の首位となった。エースであるFWシモン・テロッデや守備陣で奮闘するDF板倉滉などの活躍も相まって、現在のシャルケは目下4連勝中。開幕直後の4試合では1勝1分2敗というスローなスタートを強いられたものの、彼らはそこからコンスタントに勝ち点を稼ぐことに成功している。

まだ4位ザンクパウリとの勝ち点差が「1」しかないだけに予断を許さない状況ではあるものの、昇格に向けて好調を維持しているシャルケ。昨季終了時点では絶望の淵にあった同クラブだが、彼らが以前のレベルを取り戻すのは案外早いかもしれない。

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