破壊力はプレミア最恐? クルゼフスキを加えて完成した2022年だけで37点に関与するトッテナムのフロントスリー

ケインを中心に強力な3トップを保有するトッテナム photo/Getty images

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強力な布陣が完成した

プレミアリーグも終盤戦に突入しており、各チームの総合力が試されている。上位ではマンチェスター・シティとリヴァプールが優勝争いを繰り広げ、CL出場権をかけた4位争いではトッテナムとアーセナルのノースロンドンの2クラブがデッドヒートを演じでいる。

現状での4位争いで有利なのはスパーズか。以前まではアーセナルが安定した戦いを見せていたが、ここにきて失速。クリスタル・パレス、ブライトンと勝つべき相手に不覚を取ってしまった。反対にスパーズは絶好調。マンチェスター・ユナイテッド戦での敗戦から4連勝と追い上げを見せている。

そんなスパーズだが、アントニオ・コンテが就任したことで多くの問題点が解決された。後方、中盤の安定感は前ヌーノ・エスピリト・サント政権にはないものであり、前線の破壊力は増し続けている。

スパーズといえばハリー・ケイン、ソン・フンミンの2人が個でゴールを奪う形がこれまで多かった。実際に今季もそうであり、リーグ戦だけでここまで43ゴールに関与している。総得点が56点であり、ほとんどがケインかソンがゴールに関わっていることになる。それだけでも十分に強力だったが、デヤン・クルゼフスキが加わったことでこの2トップがさらに強力となり、プレミアを代表するフロントスリーに姿を変えている。スウェーデン代表FWは今冬にユヴェントスからやってきており、まだ加入から時間は経っていないが、11試合で3ゴール6アシストを記録。攻守両面で活躍できる選手であり、ケイン、ソンのコンビに割って入る存在となっている。

英『Squawka』ではそんなクルゼフスキが加わった3トップに言及しており、プレミア最高峰のレベルにあると称賛している。実際に2022年となってからの得点関与数は素晴らしく、ケイン15点、ソン13点、クルゼフスキ9点、計37点を生み出していることになる。これはリヴァプールのサディオ・マネ、ディオゴ・ジョタ、モハメド・サラーからなる3トップの18点を大きく上回る数字であり、彼らのインパクトの大きさが分かる。

クルゼフスキの加入で幅の広がったスパーズの攻撃陣。ケイン、ソンを抑えられてもクルゼフスキが機能するのは相手DFからすれば恐怖でしかなく、最恐の3トップがここに完成した。

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