降格危機のエヴァートンを救えるか ランパードに“マウント級”と称えられた超新星・ゴードンへの期待感

エヴァートンに現れたニュースターのゴードン photo/Getty images

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注目の若手だ

ラファエル・ベニテスを招聘しシーズンをスタートさせるも上手くいかず、フランク・ランパードを新たに呼んだエヴァートン。それでも、状況は好転せず、ここまで17位と苦しい終盤戦となっている。降格圏内である18位バーンリーとの勝ち点差は4ポイントしかなく、気を抜けば泥沼に沈んでしまう。

そんなエヴァートンだが、直近のリーグ戦ではマンチェスター・ユナイテッドと対戦。アンソニー・ゴードンの得点で先制するとそのまま逃げ切り、公式戦では3月のニューカッスル戦以来の勝ち星となった。この試合でゴールを決めたゴードンはアカデミー出身の若手であり、今季勝てていないエヴァートンの中で数少ないポジティブな話題である。

2017年にトップチームデビューし、今季一気に出場機会を増やしたゴードン。リーグ戦では27試合に出場しており、4ゴール2アシストを記録している。リシャルリソン、デマレイ・グレイに続く得点源であり、ブレイクを果たした若手の一人である。

ユナイテッド戦では3トップの右で起用されたが、ベニテス政権時から複数のポジションで使われており、攻撃的なポジションであればどこでもある程度のパフォーマンスは見せられる選手だ。そのため攻撃に必要なパスやシュート、ドリブルといった能力が高水準であり、21歳とは思えない輝きをエヴァートンで放っている。

「彼がサッカーに向き合う姿勢は素晴らしい。エヴァートンというクラブが好きで毎日トレーニングに励んでいます。ゴールやアシストでのアイデアに秀でており、成長したいという欲を隠していない。同世代ではメイソン・マウントやフィル・フォーデンらトッププレイヤーがいますが、ゴードンは彼らに並ぶことができる選手です」

英『Squawka』では、ユナイテッド戦後にエヴァートン指揮官であるランパードがゴードンについて言及している。その中でイングランドの攻撃的な若手として代表されるマウントやフォーデンの名前を出しており、ゴードンも彼らに追いつくことができる逸材であると主張している。マウントに関してはランパードの教え子でもあり、ポテンシャルが同等のレベルにあるのは確かなのだろう。

ユナイテッド相手にゴールを決め、チームに貴重な貴重な勝ち点3をもたらしたゴードン。25日にはリヴァプールとのマージーサイドダービーが控えており、そこでも大活躍となるか注目だ。

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