ドルトムントから飛び出して急成長 レンタル先で開花するU-21ドイツ代表FWの才能

今冬からフランクフルトでプレイしているクナウフ photo/Getty Images

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レンタル先で一気に評価高める20歳

今冬ドルトムントからフランクフルトへと1年半のレンタル移籍を決断した若者は、新たな活躍の場で大きな成長を遂げつつある。はたして、彼は今後どこまでその能力を磨いていくことができるのか。今季後半戦、周囲を驚かせる速度で存在感を高めているのはU-21ドイツ代表FWアンスガー・クナウフ(20)だ。

2020年のトップ昇格以降、ドルトムントでの出番はわずか16試合のみだったクナウフ。同クラブでは常にトップとセカンドチームを行き来する状況が続いており、彼は今冬の移籍市場で1年半のレンタル移籍を決断した。

すると、このフランクフルト移籍によってクナウフの能力は徐々に開花しつつある。移籍後は公式戦11試合に出場。右ウイングを主戦場としながら、今やチーム前線では欠かせない存在に。先日行われたヨーロッパリーグのバルセロナ戦でも得点を挙げ、それまで各方面から「クオリティ不足」との声もあったフランクフルトの右サイドで印象的な活躍を披露している。フランクフルトへの移籍で一皮むけた。昨今のクナウフに関しては、そんな表現がピッタリか。
「ドルトムントでなかなか出番を貰えなかった若者だが、新天地で彼は本物となりつつある。フランクフルトにとってはまさに理想的な補強だった。加入以降、彼がチームで重要なパズルのピースになったのは紛れもない事実。クナウフの加入によって、フランクフルトはコスティッチの左サイドに頼らずとも攻撃の形を作れるようになった」

そんなクナウフについては、独『Sport Buzzer』もこのように称賛を送っている。その能力はかねてより高く評価されていたが、フランクフルトへ向かったことでその能力を存分に活かすことができている20歳。U-21ドイツ代表FWが見せる成長は今後も楽しみだ。

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