[MIXゾーン]「サポーターに背中を押されて強くなる」 浦和の新助っ人FWは熱きストライカー

浦和デビューを飾ったシャルク photo/Getty Imagesスクリーンショット

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約10分間の出場となったシャルク

浦和レッズはJ1第8節でFC東京と対戦し、幾度となく決定機を作り出すも最後まで決め切れずスコアレスドローに終わった。この試合で浦和デビューとなったアレックス・シャルクは、途中出場でチームのギアを上げた。

81分に小泉佳穂に代わって出場したシャルクは、キャスパー・ユンカーとの2トップでチャンスを作り出す。171cmと身長はそれほど大きくないものの、相手の背後を狙う意識とスピードを武器とし、左からFC東京守備陣に襲い掛かった。連携面でさらなる強化が見られれば、得点量産にも期待できるだろう。

またもう1つ特徴的だったのが、試合中に何度も声をかけてボールを要求していたこと。合流してまもなく、加入後1試合目ながら結果を残していくという熱が感じられた。今試合のプレイぶりを見ても“ボールを持ったら離さないタイプ”ではないため、意識の高さが自らのパフォーマンスとして出たのだろう。

そんなシャルクは、試合後に味の素スタジアムまで駆けつけて雰囲気を作ったレッズサポーターたちに「とても素晴らしく、良い気持ちが湧き出てきた。アウェイゲームであの数のファンを目にしたのは初めての経験だった」とコメント。また自らについて「自分はそのようなものを必要とする選手。試合のプレッシャーや、サポーターから背中を押されるとモチベーションが上がり、強くなるタイプだと思う」と語っており、初戦から闘志を全面に出してプレイしたシャルクは、浦和の熱きサポーターにも愛される存在となるだろう。

「ホームの埼スタが埋まっている状況でプレイすることが待ち切れません」と語ったシャルク。レッズサポたちの熱量を感じた熱きオランダ人ストライカーがどのようなパフォーマンスを発揮するか、大いに注目したい。

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