FC東京の新助っ人DFが浦和のエースを完封 スピード武器にSB起用にも応えるエンリケ

FC東京で存在感を発揮するか photo/Getty Images

今季大分から加入した

FC東京はJ1第8節で浦和レッズと対戦し、スコアレスドローに終わった。キャスパー・ユンカーやダヴィド・モーベルグといった速さと上手さを兼ね備えたアタッカー陣を得点ゼロに封じたDFがエンリケ・トレヴィザンだ。アルベル・プッチ・オルトネダ監督のFC東京で、彼の特長は大きな武器となっている。

この試合で森重真人とコンビを組んだエンリケは、スピードで一気に局面を変えることができるユンカーに最後まで仕事をさせず。自身の武器でもある速さで対抗し、無得点に抑えた。

今季は大分トリニータから加入し、森重真人と木本恭平との3人で2枠のセンターバックを争っている。大きな武器であるスピードは彼らにはないエンリケの特長であり、相手によって組み合わせを変えることができるのは、アルベル監督にとっても選手起用の幅を広げるポイントとなる。ユンカーというリーグ屈指の速さを誇るFWを封じることができたのは、エンリケの評価にもつながっていくはずだ。

試合後のインタビューで浦和のストロングポイントについて「中央のスペースをうまく使った攻撃と、センターFWのスピードを生かした攻撃が一番怖いところ」と語ったエンリケ。スペースを埋める役目とインターセプトから攻撃につなげる役目を担い、強力な相手エースを封じてみせた。

横浜F・マリノス戦ではサイドバックでも起用されるなど、戦術において選択肢を増やした同選手。左利きで足元の技術も高い彼がボールを保持するスタイルを志向するFC東京で、さらなる存在感をみせていく。

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