インシーニェの後釜は東欧の“ドリブルマシーン”? ナポリが確保に迫るジョージア代表FWとは

ジョージア代表にも選出されているクヴァラツヘリア photo/Getty Images

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ロシア・プレミアリーグのドリブル職人

クラブを象徴するアタッカーが今季終了後にチームを去るナポリだが、彼らは夏の移籍市場でその後釜にいったい誰を据えるのか。同クラブは今季限りでイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェが退団となることもあり、彼の後釜確保は早急に取り組むべき課題となっている。

そんなナポリだが、現時点では何人かの候補をリストアップしている様子。伊『Gazzetta dello Sport』によると、かねてより狙っているとされるのは、レアル・ソシエダに所属するFWアドナン・ヤヌザイ(26)だ。しかし、同クラブにはここにきて彼とは別に新たな候補が浮上中。どうやら、南イタリアの古豪はジョージア出身のウインガーに目をつけたようだ。

その選手とは、ルビン・カザン(ロシア)に所属するジョージア代表FWフビチャ・クヴァラツヘリア(21)。伊『calciomercato』によると、昨今の欧州情勢を考慮して今夏の移籍を検討している同選手に対して、すでにナポリはオファーを提示している状況だという。現在はフィジカルチェックを受けている段階とのことで、それが完了次第同クラブは獲得の正式発表に踏み切る構えのようだ。
現在は母国クラブのディナモ・バトゥミにレンタル移籍しているクヴァラツヘリア。両サイドのウイングを主戦場としつつ、CFでもプレイ可能な彼は、ロシアでも高い評価を受けていた選手だ。今季はレンタル前までルビン・カザンで22試合に出場して2ゴール5アシストを記録。優れた突破力を最大の武器とする選手で、今季の彼はロシア・プレミアリーグで2番目に多いドリブル成功数(52回)をマークしていた(データサイト『SofaScore』より)。

その巧みな突破技術から、現地では“ドリブルマシーン”との異名も取るクヴァラツヘリア。まだ5大リーグでどこまで通用するかは未知数だが、インシーニェの後釜として期待できるポテンシャルは備えていると言っていいだろう。加入決定となれば、はたして彼はどこまでナポリでその存在感を発揮することとなるのだろうか。今から東欧出身のドリブラーがセリエAへとやってくるのは楽しみだ。

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