セーブ率“44.4%”は間違いなく物足りない アヤックスの絶対的守護神だった男が迎える苦境

アヤックスで思うようなパフォーマンスを披露することができていないオナナ photo/Getty Images

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復帰以降のパフォーマンスは低調

以前までは欧州でも屈指の実力を誇る若手守護神として期待されていた。しかし、ドーピング違反による長期の出場停止期間を経て、彼のフォームは低下してしまった。はたして、アヤックスのカメルーン代表GKはここから再びその評価を上昇させていくことができるのだろうか。

そのカメルーン代表GKとは、もちろんアンドレ・オナナのことだ。2018-19シーズンにチームのチャンピオンズリーグ・ベスト4進出にも貢献した実力者として知られる彼だが、昨年2月からの9カ月間はドーピング違反による出場停止処分を科された影響でピッチを長期にわたって離れることに。昨年11月には復帰を果たしたものの、以降はレムコ・パスフェールが好調を維持していたこともありベンチを温める日が続くこととなっていた。

しかし、そのパスフェールが怪我で離脱を強いられ、出番が回ってきた現在もオナナの評価は戻ってこない。今季はここまでアヤックスで公式戦10試合に出場している同選手だが、クリーンシートを達成したのは国内カップ戦での2試合のみ。そのほかのエールディヴィジやチャンピオンズリーグにおける試合では低調なパフォーマンスが目立っており、無失点で試合を終えることが難しくなっている。データサイト『FBref』によると、現時点でのエールディヴィジにおけるセーブ率は44.4%となっており、パスフェールの90.2%と比べるとそのクオリティの差は明らかとなっている。
ピッチへ帰ってきたはいいが、現在はオランダで苦しい時間を送ることとなってしまっているオナナ。一刻も早い副長には期待したいところだが、はたしてカメルーン代表GKの未来やいかに。

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