冨安のセンターバック起用も視野に入る? アーセナルのCBガブリエウにバルセロナ移籍の可能性が浮上

アーセナルの主力CBとなっているガブリエウ photo/Getty Images

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ディフェンス陣の層は厚くないアーセナル

現在プレミアリーグで5位に位置するアーセナルは、シーズン序盤から右サイドバックを務めていた冨安健洋を怪我で欠いている。さらに先日、左サイドバックのレギュラーを務めていたキーラン・ティアニーの長期離脱も発表された。

アーセナルのディフェンスラインは、ガブリエウ・マガリャンイスとベン・ホワイトの2センターバックによってなんとか支えられているが、そのガブリエウにバルセロナ移籍の噂が流れている。スペイン『SPORT』によれば、今季バルセロナを見事に蘇らせたシャビ監督がガブリエウに興味を示しており、FWメンフィス・デパイやGKネト、MFリキ・プッチなどとのトレードも画策しているという。

ガブリエウは今季アーセナルでリーグ戦27試合に出場している。第3のセンターバックであるロブ・ホールディングがわずか4試合の先発出場に留まっていることを考えると、移籍が実現するのであればガブリエウの代役を探し出すことはマストだ。

まず候補として挙げられるのは、マルセイユに期限付き移籍中のウィリアム・サリバだ。3月に行われたワールドカップ予選では、コロナウイルス感染でフランス代表を離脱したバンジャマン・パヴァールに代わり、サリバが初招集を受けた。コートジボワール戦に後半から出場し代表デビューを飾ると、次戦の南アフリカ戦では先発出場。デシャン監督から「驚くほど落ち着いていた」と称賛される活躍を見せた。この若きフランス代表をアーセナルに呼び戻し、早期にプレミアリーグへと適応させることができれば、ガブリエウの穴は問題なく埋まるはずだ。他にも期限付き移籍先のシュツットガルトで活躍するコンスタンティノス・マヴロパノスをレンタルバックするという可能性もある。

さらにアーセナルには、センターバックを獲得する以外の選択肢も残されている。冨安健洋のセンターバック起用だ。英『The Mirror』によると、アーセナルはイングランド2部のノッティンガム・フォレストで活躍する右ウイングバック、ジェド・スペンスの獲得を狙っているという噂があるようで、もしこの移籍が実現するのであれば、スペンスを右サイド、冨安をセンターバックで起用することも可能だ。たとえスペンスの補強が叶わずとも、現在、冨安の穴を埋めているセドリック・ソアレスがこれまで以上に安定したパフォーマンスを見せるようになれば、右セドリック、センター冨安という布陣をアルテタ監督が選ぶ可能性も0ではない。

『Evening Standard』では、ガブリエウ本人が「アーセナルで居心地がいいし、ここで幸せ」と語っており、移籍の可能性は高くはなさそうだ。たとえガブリエウが抜けたとしても、冨安のポリバレント性がアルテタ監督の助けとなることは間違いない。

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