昨季はセカンドチームでのプレイが主だったが ブンデスで評価高めるアメリカ出身の若きSBに刮目せよ

今季ボルシアMGで印象的なパフォーマンスを披露しているスカリー photo/Getty Images

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今季ボルシアMGで成長する19歳

近年、ドイツ・ブンデスリーガで目立っているアメリカ人プレイヤーの活躍。ドルトムントのMFジョバンニ・レイナ(19)やRBライプツィヒのMFタイラー・アダムス(23)、バイエルン・ミュンヘンからホッフェンハイムにレンタルされているDFクリス・リチャーズ(22)など、同リーグでは将来有望な米国出身の才能が多数頭角を現している。

そんななか、またしてもブンデスでは新たなアメリカ人選手が台頭中だ。その選手とは、ボルシアMGに所属するDFジョー・スカリー(19)。昨季冬の移籍市場でニューヨーク・シティから加入すると、今季の同選手は早くもボルシアMGにとって重要な戦力となっている。左右のサイドバックとウイングバックをそつなくこなし、ここまでは公式戦28試合に出場中。加入からの半年間はセカンドチームでの活動となった彼だが、新シーズンを迎えた後は一気にトップチームの主力と呼べる位置にまでその序列を上昇させているのだ。

そして、そんなスカリーの奮闘ぶりはスタッツからも見て取れる。データサイト『SofaScore』によると、同選手はここまでのブンデスリーガ出場25試合にて、地上戦勝利数(92回:チーム4位)やタックル数(37回:チーム4位タイ)、クリア数(32回:チーム5位)といった部門でチーム上位の成績を記録。現時点ではトップレベルの活躍を見せているとは言えないかもしれないが、まだティーンエイジャーであることを考えれば十分にポジティブなスタッツと言っていいだろう。その能力がブンデスでも通用しているのは間違いない。
その活躍が認められ、昨年11月にはアメリカのフル代表にも初選出されたスカリー。ブンデスで着実に成長している19歳はこれからどこまでその才能を磨いていくことができるのか。アメリカ代表での活動も含めて、彼の今後には是非とも注目しておきたいところだ。

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