“アラバ・ロス”に悩むバイエルン 後継者はウパメカノらを凌ぐスタッツを持つドイツ最強の守備者

バイエルン含め複数のクラブから関心を寄せられているニコ・シュロッターベック photo/Getty images

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以前から話は出ていた

残り5試合で2位のドルトムントとは勝ち点差が9ポイント離れているバイエルン・ミュンヘン。よほどのことがない限りリーグ戦でのタイトル獲得は見えているが、CLではビジャレアルに敗れラウンド8で姿を消すことになった。

ラウンド8で姿を消すのは昨季と同じだが、今回はわけが違う。ビジャレアルは攻守ともに統率の取れた素晴らしいチームであったが中堅クラスであり、そのクラブに1stレグではバイエルンは何もできなかった。2ndレグでは少し持ち直したが、時すでに遅しであり、ユリアン・ナーゲルスマン監督への批判は大きい。

ピッチ内でいえば守備の脆さが目立った。カウンターに弱く、ディフェンスリーダーの不在が目立っている。特にダビド・アラバをレアル・マドリードへ放出したのは苦しく、来夏は信頼できる守備者の獲得が必須となるか。

そこで名前が挙がっているのは、フライブルクのニコ・シュロッターベックである。独『Kicker』によれば2500万ユーロ(日本円にして34億円)で獲得が可能ということであり、お買い得だ。

フライブルクの下部組織で育ち、現在はドイツ代表に招集されるようになった22歳のシュロッターベック。191cmの高さとスピードを兼ね備えた選手であり、ビルドアップでも高い貢献度を見せる現代的なCBだ。タックル数59回、インターセプト数49回、クリア回数127回、空中戦での勝利数89回と多くの守備スタッツが上位であり、ダヨ・ウパメカノもリュカ・エルナンデスもこの数字を超えることはできていない。

欧州での成功を目指すにも必要となる来夏の補強。特にアラバの抜けた最終ラインはテコ入れ必須であり、シュロッターベックの動向に注目だ(データは『SofaScore』より)。

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