リヴァプールを離れて“10G15A”の大活躍 2部で花開いたハリー・ウィルソンの才能

今季フラムで絶好調のハリー・ウィルソン photo/Getty Images

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英2部ではアンストッパブルな存在に

昨季まで所属していたリヴァプールでは、レンタル移籍を繰り返す日々を過ごしていた。しかし、昨夏に活躍の場を移したことで、今季ひとりのMFがその能力を遺憾なく発揮することに成功している。いくら強豪クラブを離れたからといって、それをステップダウンと捉えることはできない。そんなことを思わせる活躍を披露しているのは、フラムに所属するウェールズ代表FWハリー・ウィルソン(25)だ。

昨夏の移籍市場にて、リヴァプールからチャンピオンシップ(英2部)のフラムへと完全移籍したウィルソン。レッズでの公式戦出場はトップチーム昇格後の3年間でわずか2試合のみだった同選手だが、新天地での彼は周囲を驚かせる大活躍を披露している。今季はここまでリーグ戦32試合に出場して、10ゴール15アシスト。フラムでは現在リーグ戦38得点を挙げているアレクサンダル・ミトロビッチに注目が集まっているものの、その一方では攻撃陣を司る存在としてウィルソンも素晴らしい成績を残しているのだ。

そして、データサイト『SofaScore』による1試合平均評価点もハイレベルな今季のウィルソン。その数字はミトロビッチに次ぐリーグ2位(出場30試合以上)の「7.39」を記録しており、現在の彼はフラムだけでなくチャンピオンシップをも代表するアタッカーになったと言っていい。
リヴァプールでは少し難しい時間を過ごしたものの、新天地でその攻撃性能を存分に活かした貢献を見せるウィルソン。ようやく輝ける場所を見つけたウェールズの才能。2部で躍動するアタッカーの活躍からは、今後も目が離せない。

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