デ・ヘアの牙城を崩せぬままマンUを去るのか 苦境続くヘンダーソンに浮上する移籍の可能性

現在はマンUで厳しい立場に置かれているヘンダーソン photo/Getty Images

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今季出場は3試合のみ

昨季後半戦に序列は入れ替わったかのようにも思えた。しかし、赤い悪魔で次世代の守護神を担うと期待されていた若者は、結局ダビド・デ・ヘアから定位置を奪い切ることはできないのか。マンチェスター・ユナイテッドに所属するGKディーン・ヘンダーソン(25)には、現在移籍の噂が浮上している。

2020-21シーズンは後半戦から出場数を増やし、いよいよマンUで正守護神のポジションを手に入れたかのようにも思われたヘンダーソン。だが、今季は開幕前に新型コロナウイルス陽性の影響で戦線を離脱すると、その間隙を突いて好パフォーマンスを披露したデ・ヘアにポジションを再奪取されてしまった。その影響で今季はいまだリーグ戦での出場が3試合のみとなっている同選手。実力こそ申し分ないはずだが、ヘンダーソンは高すぎる壁に行く手を阻まれる状況が続いている。

そんな事情もあって、ヘンダーソンは今季終了後にマンUを離れることとなるかもしれない。英『Daily Star』によると、この現状を受けてクラブは彼の売却を考えており、その移籍金を4000万ポンド(約65億9000万円)に設定したとのこと。強気の価格設定ではあるものの、この金額を支払うクラブさえ現れれば期待の若手守護神を手放すことも辞さない構えのようだ。
一見すると、この4000万ポンドという移籍金は高額。しかし、ヘンダーソンは下部組織時代からイングランドでプレイしていた選手だ。ホームグロウン選手としてスカッドに組み込むことができるとあって、他のプレミアリーグ勢としては高額な移籍金を考慮しても獲得する価値があると言えるだろう。市場に出回るとなれば補強候補としてリストアップするクラブはあるはずで、現地メディアも資金力に余裕があるニューカッスル・ユナイテッドなどは獲得に乗り出す可能性があると報じている。

マンUでの苦境が続くヘンダーソン。はたして、彼は来季どこでプレイすることとなるのだろうか。赤い悪魔との別れは近づいているのかもしれない。

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