ドルトムントが送り出すヤングタレント最新作 17歳の“大型SB”トム・ローテに刮目せよ

デビュー戦で初ゴールを決めたドルトムントのローテ(右) photo/Getty Images

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デビュー戦でいきなり初ゴール

この若者も今後は若手育成の名門・ドルトムントでブレイクを果たしていくこととなるのだろうか。才能豊かな有望株を多数抱えている同クラブで、また新たなヤングタレントがデビューした。

その選手の名はトム・ローテ。2021年夏にザンクトパウリの下部組織から加入した17歳のプレイヤーだ。U-19ドイツ代表にも選ばれているサイドバックで、今季はこれまで主にU-19カテゴリでプレイしデビューの時を待っていた。

そんなローテにチャンスが訪れたのは、現地時間16日のブンデスリーガ第30節のヴォルフスブルク戦。この試合で[3-4-2-1]システムの左ウイングバックとして先発起用されたことにより、同選手は念願のトップチームデビューを果たすこととなった。そればかりか、この17歳は24分に持ち前のサイズを生かしてコーナーキックから貴重な先制点も記録。相手選手の背後からスッと前に出て、絶妙にコースを変えたヘディングは見事だったと言っていい。そのほかのプレイに関してはまだ課題が残る面も垣間見えたが、華々しいデビューとなったことは間違いない。
「まだ若さが見える部分もあったが、ローテはドルトムントで良いスタートを切った。ローゼが先発として起用した期待には応えることができたはずだ。ここ数年で素晴らしい才能が続々と出現しているドルトムントだが、次はこの17歳が偉大な先人たちに続くかもしれない」

そんなローテに関しては、独『WAZ』もこのように期待感を表している。192cmのサイズと積極的な攻撃参加が持ち味の新鋭SB。デビュー戦ではその高さが活きたものの、これからは今季U-19カテゴリで11アシスト(出場27試合)を記録しているチャンスメイク能力にも期待したいところ。はたして、ドルトムントが送り出す新たなヤングタレントは今後どこまでチーム内でその影響力を高めることができるか。トム・ローテという17歳の若武者を今からチェックしておいて損はない。

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