アンチェロッティ・レアルの肝となる リーガでとびぬけた数字を残す中盤の心臓

レアルで存在感を発揮するクロース photo/Getty Images

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クロースのパス精度の高さが武器に

今季リーガ・エスパニョーラで首位を独走し、UEFAチャンピオンズリーグでもベスト4へと駒を進めるなど、2冠達成への期待値が高いレアル・マドリード。カルロ・アンチェロッティ監督の下で速攻を武器とするチームにおいて中盤のトニ・クロースの貢献度は非常に大きい。

今季はここまでリーガ・エスパニョーラで22試合に出場し、1ゴール3アシストを記録しているクロース。怪我の影響によって数試合の離脱があるものの、豊富な運動量と高いパスセンスでレアルの中盤をけん引している。

さらにアンチェロッティのスタイルにおいて彼の存在が重要な役割を担っている。データサイト『SofaScore』によるとクロースはリーグでの1試合平均でのロングパス成功率が「8.7回」を記録。これはリーグトップの成績であり、2位のラージョのアレハンドロ・カテナ(6.2回)を大きく上回っている。また1試合平均でのパス成功率も「95%」と大きな数字を残している。

相手を引きつけてカウンターから一気に決定機を作るアンチェロッティのスタイルにおいてロングパスやショートパスを正確に供給できる中盤は必須であり、どちらも高いレベルでこなすことができるクロースは、今のレアルでも欠かせない存在なのだ。クロースは33歳となった現在も、リーガでトップクラスの成績を残しており、クラブにとって偉大なプレイヤーの1人であることは間違いない。

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