イガロ、バネガ、マレガら“超強力助っ人”たち ACLで暴れるサウジアラビア勢にJリーグ勢は勝てるか

アル・ヒラルはアジア王者としてCWCにも出場 photo/Getty Images

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現在は西地区全組でサウジアラビア勢が1位

今年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)もJリーグ勢が出場する東地区のグループステージが始まったが、西地区の方は一足先にグループの戦いを始めている。

すでに西地区の方は第3節まで消化しているのだが、そこで目立っているのがサウジアラビア勢だ。

サウジアラビアからは4チームが出場しているのだが、その全チームが各グループのトップに立っている。
中でもJリーグ勢の脅威となりそうなのがグループAで3連勝の前回王者アル・ヒラル、そのアル・ヒラルに負けず劣らずのタレントを揃えるグループB首位のアル・シャバブだ。

アル・ヒラルはベテランFWバフェティンビ・ゴミスが抜けたものの、代わりに2020年冬から1年間マンチェスター・ユナイテッドでもプレイしていたナイジェリア人FWオディオン・イガロが加わっており、イガロは今季国内リーグで得点ランク1位だ(19得点)。

さらにはFCポルトなどで活躍してきたFWムサ・マレガ、フラメンゴからやってきたブラジル人FWミシャエウ、怪我で離脱しているが、ペルー代表FWアンドレ・カリージョもスカッドに名を連ねる。

中盤ではコロンビア代表MFグスタボ・クエージャ、現在国内リーグアシストランク1位のブラジル人MFマテウス・ペレイラ(10アシスト)ら強力助っ人を揃える。

アル・シャバブでは、やはり元アルゼンチン代表MFエベル・バネガが有名だ。今季はリーグ戦で6得点4アシスト、昨季は11アシストを記録してアシスト王に輝いている。32歳を迎えた今もゲームメイク力は衰えていない。

他には、2020-21シーズンにポルトガルのサンタ・クララでリーグ戦14得点を記録するなど欧州でも結果を出していた26歳のブラジル人FWカルロス・ジュニオール(26)、ビジャレアルやウォルバーハンプトンでプレイしてきた32歳のセネガル代表MFアルフレッド・エンディアエ、ポルトガルのボアヴィスタでプレイしてきた25歳のブラジル人セントラルMFパウリーニョなど、助っ人は揃っている。

助っ人といえばMFサンティ・カソルラ擁するカタールのアル・サッド、同じくカタールより柏レイソルで大活躍したFWマイケル・オルンガを抱えるアル・ドゥハイルも強力だが、どちらも現在はグループ2位だ。グループEのアル・サッドはサウジアラビアのアル・ファイサリーに3ポイント差で首位を譲っており、グループDのアル・ドゥハイルはサウジアラビアのタアーウンに得失点差で首位を譲っている状況だ。

まだグループステージは折り返し地点だが、サウジアラビア勢が厄介な存在になりそうなのは間違いない。Jリーグ勢が決勝トーナメントに進出した際には、サウジアラビアやカタールのクラブが強力なライバルとなるだろう。

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