華麗なパスワークで最後に見せたゴールへの熱 荻原拓也の積極性が結果に結びついた

先制点を決めた荻原 photo/Getty Images

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過去には13失点を喫した柏に勝利

京都サンガFCはJ1第9節で柏レイソルと対戦し、2-0で勝利した。先制点となった荻原拓也のゴールでは、自陣からのボール回しでチャンスを作り、ゴールまで決め切った。

自陣でボールを保持していた京都は、最終ラインとGKでパスを回す。柏も前線から積極的にプレッシングをかけており、少しでもミスすれば即失点となり得る状況で、丁寧にポゼッションを続けていく。相手の守備をかいくぐると、中盤まで下りてきたピーター・ウタカを経由して前へとボールを運んでいく。

相手陣内へと侵入すると、武田将平、山田楓喜、福岡慎平らが絡みペナルティエリアでオーバーラップしてきた荻原が右足でゴールネットを揺らし、先制点を決めた。華麗なパスワークで自陣から一気にスピードを上げて攻め込むと、ゴールまで奪う最高の形で、過去に大敗を喫した因縁の相手から大きなゴールを奪った。

GKからつないだパスワークも素晴らしかったが、荻原の積極性と運動量も得点に大きく影響しているだろう。自陣でボールを回しているときにはディフェンスラインにいたが、チームがパスで攻めのギアを上げると同時に荻原も前へと走り出していた。自陣から相手ゴール前まで顔を出してチャンスを狙っていく勢いと熱量は、華麗なパスで相手を崩した先制点を取るために重要な力だった。

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