CFでもMFでもなくまずは最終ラインから? 赤い悪魔再建に必須な「トップレベル」の守備者たち

チームの守備陣をトップレベルではないと指摘するラルフ・ラングニック photo/Getty images

ラングニックとテン・ハーグは誰を欲しがるのか

新監督が誰になるか話題となっているマンチェスター・ユナイテッドだが、ジャーナリストであるファブリシオ・ロマーノ氏によればアヤックスのエリック・テン・ハーグと合意に達したようだ。公式での発表はないが、来季からテン・ハーグがユナイテッドを指揮する可能性は高い。

そうなると気になるのは来夏の移籍市場での動きである。センターフォワードに中盤と補強ポジションが多く、ラルフ・ラングニック暫定監督がスポーツディレクターになることもあって、ユナイテッドの動きは今後注目されることになる。

前線や中盤でのテコ入れが必要とされていたが、最終ラインの人員も変わることになるか。英『90min』によると、ラングニックは「守備陣はトップレベルにいない」とノリッジ戦後に話している。確かに人材としては豊富な最終ラインだが、プレミア最下位のチームに2ゴールを許してしまっている現状補強が必要ないとはいいきれない。

同紙によればラファエル・ヴァランの相方を今夏に探すようだ。現状はヴァランとハリー・マグワイアのコンビだが、マグワイアはパフォーマンス低下が指摘されている。また。ヴィクトル・リンデロフ、エリック・バイリー、フィル・ジョーンズに関してはオファーがあれば積極的に売却を進めるという。獲得候補はビジャレアルのパウ・トーレスとアヤックスのユリエン・ティンバーだ。ティンバーはテン・ハーグの教え子であり、獲得となればヴァランとコンビを組むことになるが、179cmというサイズのなさが気になるポイントか。

右サイドバックでいえばマックス・アーロンズの名前が挙がっている。ノリッジのプレイヤーであり、今季チャンピオンシップへ降格となれば放出されるとみられている。攻撃的なサイドバックで、ディオゴ・ダロトとアーロン・ワン・ビサカの両名が評価を落としている現状を見ると、いきなりファーストチョイスになってもおかしくはない。

クリスティアーノ・ロナウドを休ませることができるセンターフォワードに加え、安定感のある中盤が欲しいユナイテッド。最終ラインはすでにセンターバック、右サイドバックで補強の話が出ており、来夏は今夏以上に大きなお金が動く時期となるか。

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