今季“ベスト補強”で間違いなし? フリー移籍から銀河系軍団の新番人となった男

レアルの最終ラインにフィットしたアラバ photo/Getty Images

移籍のタイミングも完璧だった

今季のベスト補強はどれか。シーズンも終盤に入り、そろそろ答えを出してもいい頃だ。

中でもバイエルンからレアル・マドリードへと移籍したDFダビド・アラバの名前は外せないだろう。

実力はもちろんだが、アラバはフリーでレアルに加入している。コスト面も優れた補強で、実際にレアルでは1年目からチャンピオンズリーグでベスト4に進出するなど充実のシーズンを過ごしている。昨夏のベスト補強候補でアラバの名前は外せない。

さらにレアル専門メディア『The Real Champs』はアラバ個人にとっても理想的なタイミングでの移籍だったと振り返る。2010年からバイエルンのトップチームでプレイしてきたアラバは、ブンデスリーガではすべてを手にしたと言っていい。ブンデスリーガ制覇は10回も経験しており、国内カップも6度制した。29歳を迎え、新しいチャレンジに挑むにはベストなタイミングだったと言える。

レアルの方は昨夏にDFラファエル・ヴァラン、セルヒオ・ラモスのセンターバック2枚看板を揃って手放しており、アラバはスムーズにポジションを得ることができた。これもタイミングが良いと言える。

今夏にはFWキリアン・ムバッペのような大物アタッカー獲得の噂もあり、今夏の補強次第では再び世界最高クラスの陣容が揃う可能性がある。レアルでの冒険はアラバにとっても面白いものとなるはずだ。

レアルとしては若いエデル・ミリトン、経験豊富なアラバのセンターバックコンビが面白いようにフィットし、今後数年はこのコンビで戦えるはず。ラモスとヴァランを手放しながらセンターバックコンビが早々に固まったのは実にポジティブで、アラバの獲得はクラブ史を振り返ってもベストに近いものだったと言えるのではないか。

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