ずっと“忘れられた存在”でいるわけにはいかない 英2部で居場所見つけたドリンクウォーターの今

今季はレディングでプレイしているドリンクウォーター photo/Getty Images

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ここ数年はキャリアが停滞していたが

レスター・シティの中心メンバーとして奇跡のプレミアリーグ制覇を経験してから約6年。その偉業達成に寄与した元イングランド代表MFダニー・ドリンクウォーター(32)を覚えているだろうか。おそらく、多くの人が彼の名前こそ覚えていても、今どこでプレイしているかは知らないのではないだろうか。

そんな、今ではすっかり周囲から“忘れられた存在”となってしまったドリンクウォーター。レスターでの活躍が認められ、2017年夏にチェルシーへとステップアップしたところまでが順調だったのは間違いない。しかし、そこから彼のキャリアは狂ってしまった。加入以降の5年間、彼がブルーズで出場した公式戦はわずか24試合のみ。昨季までは再起を図るために向かったレンタル先でも鳴かず飛ばずの結果が続いており、毎年のように放出の噂は絶えなかった。

しかし、昨夏向かったレディングでドリンクウォーターは復活の兆しを見せている。昨季はトルコのカスムパシャでも大きなインパクトを残すことができなかった同選手だが、チャンピオンシップ(英2部)でプレイする今季はチームの主力として継続した出場機会を得ている状況だ。データサイト『SofaScore』によると、ここまではリーグ戦32試合に出場してタックル数(92回:チーム2位)やパス成功数(1553本)といった部門でチーム屈指の数字を記録中。攻守にわたって印象的な活躍を披露している。
ここ数年はレンタル先でも陰の薄い存在となることが多かったものの、今季はいつもと一味違うシーズンを過ごしているドリンクウォーター。まだ32歳。このまま消えるわけにはいかない。

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