不調レスターに戻ってきた7シーズン連続二桁得点男 ロジャーズ監督も称賛する元イングランド代表FWの強み

今季は怪我の目立つジェイミー・バーディ photo/Getty images

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ミラクル・レスター時代からの主力だ

今季は主力にけが人が続出し、プレミアではここまで10位と苦戦中のレスター。昨季までの活躍ぶりから今季もBIG6を脅かす存在として期待されていたが、今季は思うように勝ち星を積み上げられていない。

それでも、今季から開催されているヨーロッパ・カンファレンスリーグでは準決勝にまで進んでおり、29日にローマと1stレグを対戦することになっている。今季は国内のカップ戦でも残っていないため、ECLが唯一のタイトルを獲得できるコンペティションである。

そんな重要な一戦に向けて頼れるエースがチームに戻ってきた。ジェイミー・バーディのことだ。35歳と大ベテランとなっているバーディだが、今季は怪我での離脱が多く、今シーズンはすでに22試合を欠場している。それでも、プレミアでは19試合で10ゴール2アシストを記録しており、リーグ戦ではチーム得点王の活躍だ。二桁得点は15-16シーズンから継続しており、7シーズン連続となっている。

今季はケレチ・イヘアナチョもパトソン・ダカも前線1トップでの活躍が乏しかっただけにエースの復帰は大きい。ポストプレイや裏への抜け出しが抜群であり、中盤のジェイムズ・マディソンやキアナン・デューズバリー・ホールのラストパスがさらに輝くことになる。

「バーディは素晴らしい選手であり、35歳という年齢を苦にせず競争し、自身の能力を最大限に生かす考え方を持っている」

レスターの指揮官であるブレンダン・ロジャーズ監督も英『planet football』にて復帰したバーディを称賛するコメントを残している。実際にレスターのような競争力の激しいチームで生き残れるのは毎年活躍するためにアップデートされているからであり、それはバーディの絶え間ない向上心からくるものだろう。復帰直後とトップフォームではないかもしれないが、ECLやこれからのリーグ戦での活躍に期待だ。

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