エヴァートンの主力に早くも他クラブが接触? 2部降格となれば主力の大量放出は避けられない

リヴァプールとのマージーサイドダービーでは大きな差を見せつけられたランパード率いるエヴァートン photo/Getty images

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リヴァプールに敗れ降格圏内に落ちてしまった

プレミアリーグ第34節にてリヴァプールとのマージーサイドダービーに敗れ、降格圏内へ沈むことになったエヴァートン。同じく降格圏内を彷徨っていたバーンリーは監督交代がチームにエネルギーをもたらしており、3戦で2勝1分と勝ち点を堅実に勝ち取っている。

エヴァートンは残り6試合が予定されており、逆転での残留も考えられるが、現状では降格する可能性が高い。日程はチェルシー、レスター、ワトフォード、ブレントフォード、クリスタル・パレス、アーセナルと対BIG6が2戦残っている。さらにワトフォード以外の3クラブは今季力を見せている曲者であり、チームがバラバラとなっている今のエヴァートンが対抗できるかは疑問が残る。

英『planet football』はエヴァートンが降格した場合、ウェストハムがセンターバックのDFマイケル・キーンの獲得を目指していると報じた。イングランド代表にも選ばれたことのある実力者であり、2500万ポンド(日本円にして約41億円)での引き抜きを目指すようだ。

現段階で引き抜きの話があるのはキーンくらいだが、降格濃厚となれば続々と移籍の話が報じられるはずだ。そう考えられる理由は降格でのキャリアダウンもあるが、何よりエヴァートンが抱える財政問題だ。英『Daily Mail』によればエヴァートンは2017年から2020年までに2.6億ポンド(日本円にして約393億円)の損失を計上しており、さらにロシアのウクライナ侵攻を受け、3社とのスポンサー契約を停止している。そこにチャンピオンシップへの降格となれば経済面でかなり苦しくなるはずだ。そうなれば選手を売却するしか道がなく、主力の放出は避けられない。

特にFW陣のドミニク・カルバート・ルーウィンとリシャルリソンを狙うクラブは多いだろう。25歳、24歳と両者ともに若く、実力のあるプレイヤーだ。カルバート・ルーウィンに関しては要求額を提示すれば放出の可能性もあると、こちらも英『Daily Mail』で報じられている。

毎年積極的な補強を見せ、チームを強化しているエヴァートン。昨季はアランをはじめとする実力者の加入に沸いたが、思うような結果は残せておらず、今季2部への降格となれば主力の大量放出は避けられないか。

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