悪い流れを断ち切った終了間際の決勝点 プリシッチのゴールを生んだルカクの献身性

途中出場の2人が試合を決めた photo/Getty Images

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ウェストハムに1-0と勝利

チェルシーはプレミアリーグ第34節でウェストハムと対戦。終了間際に1点を奪い1-0で勝利を手繰り寄せた。貴重な先制点に絡んだのは、途中出場のクリスティアン・プリシッチとロメル・ルカクだ。

チェルシーはボールを保持しながらチャンスを作り、攻勢に出るもゴールを奪うことができない。87分にはPKを獲得し、先制点の絶好機を得たがジョルジーニョのキックは相手GKに止められてしまう。

前節はアーセナルに敗れ、ここで決め切れずにスコアレスドローとなれば嫌な流れが続いてしまう状況だったが、途中投入の2人が空気を変えていく。90分、マルコス・アロンソが左サイドから突破すると、中央でフリーになっていたプリシッチがゴールネットを揺らし、大きなゴールを手にする。この1点を守り切ったチェルシーが悪い流れを吹き飛ばす勝利をゲットした。

得点シーンではルカクはボールに直接絡んではいないものの、M・アロンソが突破していく中でルカクはニアへと走り出している。GKの前でボールを受ける形を作ったため、プリシッチのケアーをするべき守備陣もルカクにマークが行くことでプリシッチが完全にフリーとなっていた。狙いすましたシュート技術も高かったが、ルカクの献身的な動き出しがフリーの状況を生んだことにより、プリシッチが落ち着いてゴールを決めることができたのだろう。

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