ベンゼマに次ぐレアル“2番手FW”狙える 13戦6ゴールのレンタル戦士・マヨラルにチャンスを

ヘタフェで奮闘するマヨラル photo/Getty Images

レンタルを続けてきたキャリアだが……

レアル・マドリードの前線ではカリム・ベンゼマが絶好調を維持しているが、今季を通して課題となってきたのが2番手FW問題だ。ルカ・ヨビッチ、マリアーノ・ディアスなどセンターフォワードは他にもいるものの、ベンゼマの負担を軽減できる選手が見当たらない。現状は彼らをベンゼマに次ぐ2番手とは呼びづらい。

ここは来季への課題となるはずだが、適役は誰になるだろうか。それこそドルトムントからアーリング・ハーランドのような大物を引き抜けた場合は、ベンゼマとハーランドの争いなんて豪華なシナリオが実現したかもしれない。しかし、現在ハーランドはマンチェスター・シティ行きが近いと噂されている。

今夏にパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペ獲りを第一目標とするならば、前線にさらなる大物を加えるプランは想像しづらいか。

そこでスペイン『as』が提案するのは、レンタル移籍を継続している25歳のFWボルハ・マヨラルをベンゼマのバックアッパーに据える案だ。

マヨラルはレアルのアカデミーから出てきたストライカーだが、若手センターフォワードがレアルで定位置を確保できるほど甘くはない。これまでヴォルフスブルク、レバンテ、ローマ、現在のヘタフェとレンタル移籍を続けており、気付けばもう25歳だ。

2020年から2年間レンタル移籍していたローマでは、2019-20シーズンにセリエAで10得点を記録。今季は出番を掴めていなかったが、今年1月にヘタフェへレンタル移籍すると再び爆発。ここまでリーガ・エスパニョーラのゲームに13試合出場し、6得点と見事なペースでネットを揺らしている。

これらの成績を考えると、確かにマヨラルをベンゼマのバックアッパーに据えるのも悪くない。ヨビッチ、マリアーノより信頼できるオプションとなるのではないか。

マヨラルにとっても、ベンゼマのバックアッパーが固定されていない現状はチャンスだ。レンタル先でのアピールは十分なはずで、そろそろマドリードの地で本格的にテストしてみるのも良いかもしれない。

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