サイドの司令塔も務める関根貴大 プレイの幅広げ進化を続けるドリブラー

ここまでACLで全試合に出場 photo/Getty Images

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左サイドハーフでの起用も増加

昨シーズンから就任したリカルド・ロドリゲス監督の下で大きく成長を続けている男が関根貴大だ。プレイの幅を広げるドリブラーは、結果でチームに貢献したい。

2014年に浦和のユースからトップチームへ昇格し、1年目から輝きを放っていた関根。そんな彼のストロングポイントは、切れ味鋭いドリブルだろう。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督時代には右ウイングバックで何度も積極的に仕掛け、攻撃のキーマンとなっていた。

その後はドイツやベルギーでの経験も経て2019年に浦和へ復帰した。すると昨季就任したリカルド・ロドリゲス監督は、そんな関根をサイドハーフだけでなく1.5列目でプレイさせるなど中央での起用も増加。縦へ仕掛けるだけではなく効果的なラストパスやコンビネーションから崩していくシーンなども目立ち、司令塔のような役割を務めることもあった。

そして今季はサイドハーフで多くの選手が加入するなど、ライバルが増えたが、AFCチャンピオンズリーグでは途中出場含め全試合に出場。今大会ではドリブルから仕掛けてチャンスメイクするシーンが目立っており、本来の持ち味が十分に発揮できている。

昨季成長したパス精度や献身的な動き出しなどが増えることで、より一層自らの一番の武器であるドリブルが活きるはずだ。今季はここまでチャンスを作るも、自身はノーゴール。結果を残しながらアタッカーとして成長していく関根に期待したい。

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