5000万ポンドで獲得できればお買い得? ユナイテッドが中盤の新たなリーダーに指名する“ヨークシャーのピルロ”

リーズで躍動中のカルヴィン・フィリップス photo/Getty images

獲得となれば中盤の層は一気に厚くなる

エリック・テン・ハーグ監督が来季からチームを指揮することになったマンチェスター・ユナイテッド。さっそく各メディアは来夏の移籍市場での動きを探っており、多くのビッグプレイヤーがユナイテッドへの移籍を報じられている。

英『The Athletic』によると、リーズ・ユナイテッドのカルヴィン・フィリップスの獲得を目指していると報じている。移籍金は5000万ポンド(日本円にして約80億円)相当といわれており、ポール・ポグバ、ネマニャ・マティッチの抜ける中盤を安定させてくれる人材としてユナイテッドは欲しがっているようだ。

アカデミーからリーズ一筋の選手であり、昨季はプレミアリーグに昇格した昨季は9位フィニッシュに大きく貢献。イングランド代表にも選ばれ、ウェストハムのデクラン・ライスと共にダブルボランチとしてピッチに立ち、スリーライオンズのために攻守に躍動している。

リーズではダブルボランチとアンカーに配置されており、中盤では2つのポジションでプレイが可能だ。ボール奪取能力、展開力に長けた選手であり、配球面では正確なパスを何度も供給することから出身地にちなんでヨークシャーのピルロと呼ばれることもある。しかし、守備力はピルロよりもはるかに上と思われ、正確で鋭いタックルで中盤のフィルターとして輝く。

アンカー、ダブルボランチとその場に応じてプレイができるフィリップスは今のユナイテッドには最適である。ポグバ、マティッチが抜ければ既存戦力の中盤は若手を除いてフレッジとスコット・マクトミネイとなる。どちらの選手も優秀だが、特にフレッジは中盤の柱となれる人物と組んで本領を発揮するタイプであり、フィリップスのように構えられる選手が欲しい。

中盤としては理想的な選手であるフィリップス。26歳とまだこれからの選手というのも魅力の一つであり、今後の動向に注目だ。

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