ライプツィヒの未来を担う中盤戦士 ブンデス2部で磨かれたU-21ドイツ代表MFの実力

現在はニュルンベルクで経験を積んでいるクラウス photo/Getty Images

来季は一気にブレイクもあるか

DFヨスコ・グヴァルディオル(20)やDFモハメド・シマカン(21)、MFドミニク・ショボスライ(21)、MFダニ・オルモ(23)……。このような選手たちを中心に、今季もドイツ・ブンデスリーガのRBライプツィヒには将来有望なヤングタレントが揃っている。優秀なスカウト部門に加えて、その才能を伸ばす術に長けた同クラブ。ドイツで若い力を積極的に活用し、結果を出しているのは決してバイエルン・ミュンヘンやドルトムントだけでない。

そんなライプツィヒだが、来季はそこへもう一人の優秀な若手を加えることとなるのだろうか。2021-22シーズン、同クラブの所属選手ではレンタル先で素晴らしい活躍を見せているヤングタレントがいる。

その選手とは、今季ニュルンベルク(ドイツ2部)でプレイしているU-21ドイツ代表MFトム・クラウス(20)だ。ライプツィヒの下部組織で育ち、2019-20シーズンからトップに昇格した同選手。ニュルンベルクへのレンタル2年目となった今季、彼はめざましい速度で成長を遂げている。昨季から定位置は掴んでいたものの、2021-22シーズンのクラウスはリーグ屈指の実力を持った中盤戦士に。現時点でのタックル数はリーグトップとなる90回を記録しており、徐々に2部のレベルには収まらない選手となってきている(記録はデータサイト『SofaScore』より)。

現在、ライプツィヒの中盤ではコンラート・ライマーやタイラー・アダムスといった選手にシーズン終了後における移籍の噂が浮上している状況。今後その話がどう進むかはわからないが、もし彼らがチームから引き抜かれるとなれば後釜としてクラウスは楽しみな存在と言えるだろう。レンタル先で逞しく成長している20歳。彼が来季チームに帰ってくるとなれば、ライプツィヒの中盤はさらに興味深いものとなるかもしれない。

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