アーセナル離れて“1096分間”で1ゴール…… ブラジルでも結果出ぬアタッカーの今

コリンチャンスの10番背負うウィリアン photo/Getty Images

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このままではセレソン入りも難しい

アーセナルを離れ、母国ブラジルへ戻ってそろそろ1年。まだワールドカップ・カタール大会でのセレソン入りへチャンスは残っているだろうか。

昨夏よりブラジルの名門コリンチャンスでプレイを始めたのは、33歳のブラジル人FWウィリアンだ。

ウィリアンはチェルシーで長く活躍し、2020年には同じイングランドのアーセナルへ移籍。プレミアリーグでの経験も豊富なアタッカーとしてアーセナルを引っ張る存在になると期待されたが、結果は通算37試合で1ゴールのみと苦しい時間になってしまった。
ブラジル代表では2018年のワールドカップ・ロシア大会に主力として出場したものの、2019年以降は招集されていない。クラブでのパフォーマンスを考えれば仕方のないところもあるが、本人はまだカタール大会への野望を捨てていないとされている。

そこでウィリアンが選んだのが、コリンチャンスへの移籍だった。現状を変えるべくブラジルに戻ったのだが、この挑戦も思い通りとはなっていない。ここまで全コンペティション合わせて1096分間プレイし、1ゴール3アシストだ。

その1点もPKによるものとなっており、これは納得できる成績ではないだろう。今のブラジル代表では右のウイングでアヤックスのアントニーやリーズ・ユナイテッドのハフィーニャといった若手が台頭し、ウィリアンにとっては厳しい状況だ。コリンチャンスでプレイしていることを忘れていた人もいたかもしれない。

このままの成績で終わるわけにはいかないが、分かりやすい結果を残せるだろうか。チームはリベルタドーレスの予選にも参戦しており、ウィリアンにはチームの主力としての活躍が求められている。

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