ペップは“完璧な選手”だと大絶賛 レアル戦で13.46kmの走行距離を記録したポルトガル代表MFは何が凄い?

マンチェスター・シティで躍動するベルナルド・シウバ photo/Getty images

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今季は特に輝きを放っている

4-3と壮絶な打ち合いになったマンチェスター・シティ対レアル・マドリードの一戦。シティとしては勝利したが、やはりカリム・ベンゼマとヴィニシウス・ジュニオールを抑えることは難しく、3失点を喫してしまった。後半のPKではパネンカを決めたこともあってこの試合ではベンゼマに注目がいってしまいがちだが、シティ側でも輝きを放っている選手はいた。MFベルナルド・シウバである。

今季は母国ポルトガルに戻りたいとのこともあって移籍の噂が出た同選手。指揮官であるジョゼップ・グアルディオラ監督も移籍を容認したとの話も出たが、移籍先が見つからずに残留。そこからはどの試合でも精力的に活躍しており、今季は特に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれている。

レアル戦でもそうだったが、印象に残ったのは走っているシーンだ。試合のどの部分を切り取ってもシウバはスプリントしており、試合後に発表された走行距離は13.46kmを記録。もちろん、両チーム通じて最多であり、タフネスを見せつけている。

「12キロか13キロを走ることができる人は多いかもしれません。しかしボールを扱いながら同じことができるなら、それは並外れた選手だという証拠です」

ポルトガルメディア『A BOLA』ではペップがシウバの走力に言及しており、“完璧な選手”であると称賛。さらに「彼はゲームのニュアンスを理解しています。ボールを上手に扱える選手もいますが、シウバはその局面で何が必要かを理解している。世界を見渡しても彼のような選手はいません」とインテリジェンスの部分に触れ、唯一無二であると高く評価している。

以前までのシウバもすごかったが、今季はさらに役割が増えチームでも重要性を増している。その役割とはビルドアップでの補助だ。今季から最終ラインでビルドアップする際にロドリに加えてシウバも降りてくるようになった。これがハマったのは2-2で引き分けたリヴァプール戦であり、相手のハイプレスを無効化し、ボールを前進させることに成功している。

今季は以前まであった献身性に加え、45試合で13ゴール5アシストと数字が付いてくるようになったシウバ。無尽蔵なスタミナに加え、上手さ、賢さを備える選手であり、今後もチームを支える縁の下の力持ちとしての活躍に期待だ。

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