日本代表になれた可能性も? カタール王者でACL“5戦3G”の41歳日系ブラジル人とは

リーグでも主力となる photo/Getty Images

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AFCチャンピオンズリーグ東地区のグループステージは2試合を残すのみとなっている。先立ってGS全日程を終了した西地区では、カタール王者のアル・サッドがまさかの敗退となるなど、波乱の様相を呈している。

そんなアル・サッドで存在感を発揮した男が、ロドリゴ・タバタだ。今大会では5試合(うち先発は2試合)に出場して3ゴール1アシストを記録。第2節のアル・ワフダ戦では73分から途中出場して1得点1アシストを決めて勝利に貢献するなど、41歳とは思えない活躍ぶりでカタール王者で輝きを放つ。

そんなロドリゴ・タバタは現在カタール国籍も持つ日系ブラジル人。といっても日本国内でのプレイ経験はなく、ブラジルの国内クラブを転々としながら成長を続けると、2006年に加入したサントスでは2年間で42ゴールを挙げる活躍を見せ10番を背負い、2009-10シーズンにはトルコのベシクタシュでもプレイした。

世代別でのブラジル代表招集歴はなく、ワールドカップ出場に向けて日本国籍を取得する可能性もあった同選手。もしそうなっていたら、2006年のドイツワールドカップや2010年大会のメンバーとなっていたかもしれない。最終的には2010年からプレイしているカタール国籍を取得。カタール代表として公式戦にも出場している。

現在41歳ながら現役を続けており、昨季無敗優勝を決めたカタール・スターズリーグでも7ゴールを記録してチームに貢献。今もなお、アジアの舞台で結果を残している。アル・サッドは今大会を敗退してしまったが、ブラジルで得点を量産した大ベテランの実力は本物であることを自ら証明しているのだ。

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