チェルシーが絶対に避けなければならないマウントの流出 未来のMr.チェルシーにリヴァプールやシティ移籍の可能性?

すっかりチェルシーで主力となったマウント photo/Getty Images

チェルシーの歴史に名を残す可能性も高い若きイングランド代表

クラブが自前で育て上げたイングランドの若きスター、メイソン・マウント。チェルシーの前オーナーであるアブラモビッチ氏が政府制裁を受けた影響により、彼がリヴァプールやマンチェスター・シティへ移籍してしまう可能性が出てきているようだ。

マウントは6歳からチェルシーに所属しているアカデミー出身の選手。フィテッセやダービー・カウンティといったチームにローンで移籍することはあったものの、トップチームデビューを果たした2019-20シーズン以来、チェルシー一筋でプレイしている。

この23歳は今シーズンのリーグ戦で29試合に出場し10ゴール9アシストを記録。チームで誰よりもゴールを生み出しているチェルシーの現エースだ。昨シーズンにはチャンピオンズリーグのタイトル獲得にも貢献。マウントはクラブにとって2016-17シーズン以来となるプレミアリーグのタイトル獲得も視野に入れていることだろう。

チェルシーはマウントがトップチームデビューを果たす前の2019年夏に5年の契約延長を行っていたが、その契約も残り2年というところまで来ている。英『The Sun』によれば、クラブはマウントと近いうちに長期契約を結び直そうとしていたところだったのだが、前オーナーのロマン・アブラモビッチ氏がロシアのウクライナ侵攻をめぐる政府制裁を受けてしまい、交渉がストップしているようだ。

そのため、チェルシーはマウントをリヴァプールやシティに流出させてしまう可能性を恐れているという。リヴァプールのユルゲン・クロップ監督はマウントのことをデビュー当時から高く評価しており、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督も彼の大ファンであることを公言。ニューカッスル・ユナイテッドのエディ・ハウ監督もボーンマスを率いていた際に彼をローンで獲得しようとしていた経緯があり、クラブが買収されたことにより資金力を手に入れたニューカッスルも彼の獲得に乗り出す可能性があるという。

マウントは現在、チェルシーの選手たちの中でも最低賃金に近い週給約7万ポンドでプレイしている。同メディアによれば、もし契約延長を果たせないまま秋に入ってしまえば、こういったクラブからの勧誘がどんどん増えてしまう可能性があるとのことだ。

順調にいけばクラブOBのフランク・ランパード氏のようにチェルシーの象徴となる可能性が高いマウント。戦力的にもチームにとって影響は絶大であり、チェルシーが最も大事にすべき選手と言っても過言ではない。どんな手を使ってでも彼の流出は避けなければならないだろう。

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