「ノイアーより優秀」との意見も 鎌田や長谷部と共闘するフランクフルト守護神の奮闘

フランクフルトを最後方から支えるトラップ photo/Getty Images

今季もブンデスで堅実なパフォーマンス

2021-22シーズンもドイツ・ブンデスリーガでプレイするGKのレベルは高い。バイエルン・ミュンヘンのマヌエル・ノイアー、RBライプツィヒのペテル・グラーチ、ボルシアMGのヤン・ゾマー、フライブルクのマルク・フレッケン……。優秀な守護神の名前を挙げればキリがない。

そんななか、長谷部誠や鎌田大地が所属するフランクフルトにも各方面から高い評価を受ける守護神がいる。
ドイツ代表GKケビン・トラップ(31)だ。

2018年夏にパリ・サンジェルマンから復帰して以降、チームを最後方から頼もしく支えているトラップ。今季ここまでのフランクフルトはリーグ7位タイの46失点を喫しているものの、彼個人のパフォーマンスはいまだにブンデストップクラスと言えよう。データサイト『FBref』によると、今季ブンデスでのセーブ率はリーグ3位となる73.3%を記録中。セーブするチャンスがあるシュートは確実に抑えている印象で、堅実なプレイが光っている。今季のフランクフルトは現在ヨーロッパリーグでベスト4にまで駒を進めているが、トラップはその陰の立役者とも言えるだろう。

「ケビンは現時点でブンデスリーガ最高のGKだと思うよ。個人的にはノイアーよりもレベルが高いと思う。ノイアーも非常にレベルの高いGKなのは間違いないけれど、彼はその評価に過去の実績も加味されていると思う。純粋に今季だけのパフォーマンスならケビンじゃないかなと僕は思うよ」(独『Bild』より)

そして、そんなトラップの貢献度の高さに関してはクラブOBの元西ドイツ代表GKウルライヒ・シュタイン氏もこのように自身の見解を示している。ノイアーとどちらが優れているかについては人によって意見が分かれそうだが、いずれにせよ今季のトラップがそれほど優秀なパフォーマンスを見せているのは間違いない。

PSG時代にはライバルと出場機会を分け合う時間を過ごしていたものの、ブンデスへ舞い戻って不動の地位を築き上げたトラップ。そのプレイからは今後も目が離せない。

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