セットプレイでも威力を発揮する抜群のパス精度 ラツィオが目を付けるフランスの技巧派MFとは

ラツィオの補強候補に浮上しているブリジョー photo/Getty Images

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サッリ流にはフィットするはず

2021-22シーズン、ここまでセリエAで6位に沈んでいるラツィオ。今季はマウリツィオ・サッリ監督を招聘しての躍進が期待された同クラブだが、新体制初年度のシーズンはやや難しい1年となっている。とはいえ、まだ新たなサッカーに取り組んだのは1シーズンのみ。指揮官のスタイルを理解したことによる、来季の巻き返しには期待したいところだ。

そして、そのためにも夏のラツィオは移籍市場で積極的な動きを見せてくるかもしれない。伊『calciomercato』によると、同クラブはよりサッリ流のサッカーをスムーズに行うために、指揮官の色に合わせた選手の補強をいくつか画策しているという。

そのうちの1人とされるのが、スタッド・レンヌに所属するMFバンジャマン・ブリジョー(28)だ。『calciomercato』が伝えるところによれば、レンヌとの現行契約が2023年までとなっている同選手は今夏の国外移籍を希望している様子。テクニックに優れた中盤のパサーということもあって、ラツィオは同選手に目をつけたようだ。
今季はここまでリーグ・アンで35試合に出場し、9ゴール12アシストという成績を残しているブリジョー。精度の高いキックが持ち味の同選手だが、なかでも注目すべきはプレイスキックの技術だ。データサイト『FBref』によると、今季ここまでのブリジョーは自身のプレイスキックから実に69本も味方のシュートをお膳立てしている。これは欧州5大リーグでダントツの数字となっており、2位の選手とは20本以上の差をつけている。今季セットプレイでの得点が少なくないラツィオにとって、ブリジョーはそういった観点からも面白い補強候補と言えるだろう。

サッリ監督率いるラツィオに来季から加わるかもしれないフランスのテクニシャン。まだ今後どうなるかはわからないが、その動向には注視しておきたいところだ。

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