来季は遂にセリエAで武者修行? 2部で奮闘するユヴェントスMFに見える未来

今季はセリエBでプレイしていたラノッキア photo/Getty Images

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20歳の中盤戦士が見せる成長

ユヴェントスが期待を寄せる次世代のヤングタレントは、そう遠くない未来に大きな成長を遂げてチームに帰ってくるかもしれない。まだ“期待の若手”の1人に過ぎないが、U-21イタリア代表MFフィリッポ・ラノッキア(20)は今夏の移籍市場で着実にステップアップを果たすこととなりそうだ。

2019年冬にペルージャから加入し、今季はセリエBのヴィチェンツァにレンタルされているラノッキア。チームは現時点で降格圏の18位に沈んでいるものの、彼個人のパフォーマンスが悪くない。ボールの扱いに長けたスタイルを全面に押し出し、インサイドハーフやレジスタとして機能している同選手。データサイト『SofaScore』によると、ここまではビッグチャンスクリエイト数(7回)やキーパス数(35本)などでチームトップの数字を記録しており、調子の出ないチームでひとり気を吐く活躍を見せている。

そんなラノッキアだけに、今夏の彼にはセリエAクラブからのオファーが舞い込む可能性が浮上中だ。伊『calciomercato』によると、現時点ではサンプドリアやカリアリといったクラブが同選手のレンタル移籍による獲得を希望しているとのこと。上位クラブでこそないものの、来季トップカテゴリでプレイすることとなれば得られる経験値は今季と段違いだろう。来季一気にブレイクという未来も見えてくるだけに、今からラノッキアの行き先は楽しみだ。
セリエBへの武者修行を経て、一歩一歩着実にユヴェントスで活躍する未来へ近づいている印象のラノッキア。この若者が今後数年でどこまで伸びるかには今から注目しておきたい。

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