ルーク・デ・ヨングは残留で、デパイは放出? FWだけで10人を超えるバルセロナは人員整理すべし

ルーク・デ・ヨング、メンフィス・デバイをはじめFWが多すぎるバルセロナ photo/Getty images

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22-23シーズンに向けてスリムにしたい

マジョルカに2-1と勝利し、連敗を阻止したバルセロナ。このゲームではアンス・ファティの復帰、メンフィス・デパイの3月以来のリーグ戦でのゴールと前線が存在感を示している。

そんなバルセロナだが、夏に向けて特に前線の人員整理が必要である。現状はレンタル選手に含めてピエール・エメリク・オバメヤン、ルーク・デ・ヨング、マルティン・ブライスバイト、デパイ、ファティ、フェラン・トーレス、ウスマン・デンベレ、アダマ・トラオレの計8人のFWがおり、さらにシーズンを終えるとフィリペ・コウチーニョ、フランシスコ・トリンコン、アントワーヌ・グリーズマンがレンタルから戻ってくることになる。シーズン終了後に保有元に戻る選手も加えることになるが、前線で11人は少し多いか。若手にはフェラン・ジュグラという有望株が、獲得候補ではバイエルン・ミュンヘンのロベルト・レヴァンドフスキやチェルシーのロメル・ルカクらがおり、整理するべきだ。

西『MARCA』でも人員整理は必要であると主張しており、現時点で当落線上にいる選手をまとめている。

まずはブライスバイトだ。2020年にやってきた苦労人で、昨季は7ゴール4アシストと数字を残している。だが、今季は怪我や新型コロナウイルスの陽性反応もあって活躍できておらず、シーズン終盤でもプレイタイムは248分と少ない。契約は2024年までだが、放出候補となっても仕方ないか。

最も難しいのが、デパイの去就だ。今季はリーグ戦だけで11ゴールとチーム得点王の働きを見せているが、シーズンの後半は4試合続けてゴールがない時期もあった。波の激しい選手であり、契約も2023年で切れる。利益を得るのであれば来夏での売却がベストだが、バルセロナはどう動くのだろうか。

レンタル組でいえばセビージャからやってきたルーク・デ・ヨングは残留の可能性がある選手である。シーズン序盤は扱いの難しい選手であったが、シャビ・エルナンデス政権となってからは終盤に投入されるジョーカーとして躍動。リーグ戦では618分のプレイタイムで6ゴールと効率よく得点を挙げている。契約は今シーズンまでだが、残留を希望しており、高さというオプションは欲しい。

彼ら以外でいえばデンベレは将来が全く読めない選手だ。今ではペドリ不在で攻撃はデンベレに任せきりという状態だが、いつ怪我をし、離脱するか分からない。契約延長を目指しているようだが、彼を一人のアタッカーとして計算することにはリスクがある。

22-23シーズンに向けて整理が必要なバルセロナの前線。コウチーニョのように売却が濃厚な選手もいるが、行き先が不透明な選手もおり、そろそろはっきりさせたほうが良さそうだ。

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