ロドリゴのCL決勝行きは運命だった? リヴァプール移籍の可能性もあったサントス時代

シティ戦で劇的な2ゴールを挙げたロドリゴ photo/Getty Images

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18歳でブラジルの名門からレアル・マドリードへ移籍した逸材

レアル・マドリードがチャンピオンズリーグの決勝に進むことができたのは、21歳のブラジル代表ロドリゴ・ゴエスのおかげと言っても過言ではない。準決勝マンチェスター・シティ戦2ndレグで途中出場したロドリゴは試合終了間際に2ゴールをゲット。敗色濃厚だったチームを延長戦へと導き、これが逆転勝利へと繋がった。

CLでは準々決勝のチェルシー戦に続いて、チームを救う活躍を見せたロドリゴ。リーグ戦も含め、出場したここ7試合で6ゴール2アシストと絶好調を維持している。ロドリゴは2018年にサントスからレアルへ移籍することが内定。18歳となった2019年のタイミングで両者は正式に契約を結んだが、CL決勝の舞台でレアルと対戦するリヴァプールの選手になっていた可能性も過去にはあったようだ。

英『The Mirror』によれば、ロドリゴがサントスに在籍していた16歳の頃、リヴァプールから移籍のオファーが来ていたという。ユルゲン・クロップ監督は当時ロドリゴがいたサンパウロまで実際に足を運び、彼を視察したそう。ロドリゴ自身もリヴァプールへと行きたがったようだが、オファー金額が低かったためクラブ側が彼を残すことに決めたようだ。

2018年になると、今度はレアル・マドリードからロドリゴ獲得のオファーが舞い込んだ。リヴァプールが提示していたオファーを約3000万ユーロも上回る金額だったという。結果的にサントスとしてはリヴァプールのオファーに応じなかったことが大正解となった。そして大金を投じてロドリゴを獲得したレアルの選択も間違いではなかったことが今シーズン証明されている。

もしリヴァプールからもっと高額なオファーが来ていたら、16歳の時点でロドリゴがリヴァプールへと移籍していた可能性もある。サラー、マネ、フィルミーノ、ジョタ、ディアスといった今シーズンのリヴァプール攻撃陣の面々にロドリゴも名を連ねていたかもしれない。いずれにせよ、いくつものビッグクラブから注目を集めた彼のポテンシャルは、CL決勝に進むチームにふさわしいものだった。そのロドリゴの才能を見事に開花させたレアルの育成力も称賛されるべきだろう。

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