ドイツの名門は復活なるか 生まれ変わったシャルケがブンデス1部に帰ってくる

板倉らを擁して1年でのブンデス1部復帰を決めたシャルケ photo/Getty Images

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1年でのブンデス復帰が決定

1年の2部生活を経て、ドイツの名門がトップディビジョンへ帰ってくる。現地時間7日に行われたブンデスリーガ2部の第33節にて、日本代表DF板倉滉の所属するシャルケはホームでザンクトパウリと対戦。この試合に3-2で勝利し、同クラブは1年でのブンデス1部復帰を決めている。

昨年の同時期には絶望の淵にあったシャルケ。昨季ブンデスリーガで挙げた勝利はシーズン通してわずか「3」、勝ち点もたったの16ポイントだった。数年前から低迷を強いられていたものの、まさかドイツの名門がここまで勝てないとは……。昨季の降格が決まった時点で、シャルケの復活には相当な時間がかかると考えていた人も多かったはずだ。

しかし、そういった嫌な流れを引きずることなくシャルケは帰ってきた。今季は開幕前にチーム編成をガラリを変え、昨季までの主力を大量に放出。結果的にはこれがうまくハマり、シャルケは再び“勝ち方”を身につけることに成功した。開幕当初こそまだチームが成熟していなかったこともあって出遅れたが、時間を重ねるごとにその一体感は向上。まだトップカテゴリでどれほど通用するかは未知数だが、兎にも角にも2部の環境に慣れてしまう前に最短で1部復帰を決めたのは大きい。
名門復活に向けて、まず最初のミッションをクリアしたシャルケ。はたして、来季の同クラブはブンデスリーガでどれほどの存在感を示すことができるのか。生まれ変わったシャルケの次なる挑戦には注目だ。

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